米国株が大幅下落!
12/5(日)の記事でハイテク・グロースは大きめの調整がありそうと書きましたが、まさにハイテク主体のNASDAQなどは既に大きめに下落しています。ここから1/25(火)、1/26(水)にFOMCがあるので、今後の展開もよくわからない状況だと思います。FOMCで更に下落が加速するのか?それともFOMC通過でリバウンドあるのか?ただ、なんにせよ利上げは実施するので、これまでのようにハイテク・グロースが一方的に上昇する流れにはなりにくそうと思います。
日本株はというと、結局は米国株の影響を大きく受けるので日本株も同様な下落を懸念しています。
買うならリバウンド確認後で
私がコロナショックの時に学んだことは「下げたからといって一気に買うのはリスクが大きい」ということです。ピーター・リンチ氏も下記書籍で言われていますが「下落している株を底値で拾おうというのは落ちてくるナイフを素手でつかむようなもの」です。
また、この本には株価についてよく聞く多くの馬鹿げた(そして危険な)話という章で、下記のようなことが書かれています。
・もうこんなに下がったのだから、これより下がりようがない
・株価が底値にきたら、それとわかるものだ
・結局、株価は戻る
どれも自分がついつい思ってしまったり、誰かが言っているのを聞くような内容です。コツンと聞こえた!というコメントなんてよく見るのではないでしょうか。明確な根拠がなく、このように考えるのは危険だと思っています。そもそも「底値」は定義からして、戻りがあって初めて成立するものですから…。
ピーター・リンチの株で勝つ、の内容は現代も通じる
この本の初版は20年前ですが、読むと株の世界は昔から変わっていない部分が多いことがよくわかります。たとえば、市況関連株については下記のような記述があります。
”情報通”の先駆者が、下落サインが一つも出てないのに1年後の景気悪化を先取って売り込んでくる。
鉄鋼は市況関連株にカテゴリされていますが、最近の鉄鋼株の値動きもそんな感じがします。”情報通”の証券会社が業績悪化と言い出して株価急落しています。
この本には市況関連株で成功するためのちょっと変わったルールが書かれていますので、一読してみても面白いと思います。
その他、下記のようなカテゴリ別に売買のタイミングについて書かれており、個人的には参考になった部分が多かったです。このような下落局面で、優良株はどうするか?など参考にしています。
・低成長株
・優良株
・市況関連株
・急成長株
・業績回復株
・資産株
しばらく様子見で良いかも?
買いで利益を取るなら安く買って高く売るわけですから、下がったところを買いたいところですが、買値から下がり続けると悲惨な状況になります。儲け損なうリスクと損失を出すリスク、とちらが避けるべきリスクか冷静に判断したいところです。買いはリバウンド確認後で良いという認識です。
海が荒れているなら漁に出ずに漁具を手入れするように、スイングトレードをメインとする方々は、この時期は銘柄研究したり、投資の心構えをおさらいしておくのも良いのではないでしょうか。売りも買いもするデイトレードは、荒れ模様の方が利益得るチャンスが多くなって良い感じですが。
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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