ETF分配金捻出売りで日経平均下落?明日7/9(金)も?

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7/8(木)の日経平均は下落

7/8(木)の日経平均は-248.92円と下げました。伊藤忠三井物産、日本製鉄、ソフトバンクグループ、トヨタ自動車ソニーグループなどが安値引けとなっています。これは、方々で言われていたETF分配金を捻出するための売りが影響していると考えています。

 

例年7/8〜7/10頃は主要ETFの決算日

例年、7/10くらいまで日本株は弱くなる傾向にあります。主要ETFの決算日は7月になりますが、ETFの分配金を捻出するための売りが出るということが言われています。今年は7/8(木)に3000億円程度、7/9(金)に5000億円程度が引けで売られるとの見方があるようです。例年のことなので、今年も6月末から7/7までは、警戒感から出来高が少なくなりました。
私も6月中旬からポジションを大きく落として、今日まで休みモードでのんびりと過ごしていました。値動きも少なくなりデイトレもやりにくいので。

 

7/9(金)引けが買い場になるか?

今日7/8(木)の値動きを見ると、冒頭で述べたように安値引けとなった大型株がありました。明日7/9(金)も同様な売りが出るとなると、安値引けとなる銘柄が出てきそうです。しかも、本日より大きな額の売りとなると、引け値が今日よりも大きく下がるかも知れません。
この売りがETF分配金を捻出する目的ならば、株価のバリュエーションとは無関連となります。なので、この一時的な需給による下げは早いうちに是正されるように思います。
直近10年の日経平均TOPIXは7/11頃から上昇、7/25頃から下落傾向にありますが、これは分配金捻出売りが終わった後に株価が戻っていると考えることができそうです。

そうなると、7/9(金)の引けで下げたところは買い場と思っています。今日、安値引けとなった銘柄は明日も安値引けするかも知れませんので注目したいところです。

伊藤忠 <8001>
三井物産 <8031>
日本製鉄 <5401>
ソフトバンクグループ <9984>
トヨタ自動車 <7203>
ソニーグループ <6758>

ただし、これはETF分配金捻出売り以外の下落要因がないことが前提です。記事を書いていたら下記のようになってきました…世界株安になるような要因がないのか見ていきたいと思います。

 

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
 ※当ブログでは個別銘柄についての記載がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。

FOMC通過でハイテク軟調、緊急事態宣言解除でアフコロ堅調!今後どうなる?

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日本時間6/17(木)早朝に、FOMC結果発表とパウエル議長の会見がありました。これまで、株式市場はFOMC待ちで小動きだったということもあり、東京市場FOMC結果を受けてどう動いたのか?これからどうなるかの手がかりについて考えてみます。

FOMC結果抜粋

・2023年中にゼロ金利政策解除方針

市場は想定よりタカ派と受け止めている様子です。FOMCメンバー18人の内、23年の利上げを見込むメンバーは前回の7人に対して13人になりました。

とはいえ、1年半以上の長期ゼロ金利とするシナリオは変わっていません。ワクチン接種が進み経済回復することを考えたら妥当な結果だと思いますが、これで株式市場が大きく下落するのであれば、現状は金融緩和にどれだけ頼っているかを示す警告と捉えておきたいと思います。

 

金利上昇でハイテク売られた?

FOMC結果発表後、米10年国債が1.48%から1.56%程度まで上がりました。金利が上がるとハイテク株を中心に売られる傾向にあると言われますが、FOMC後の東京市場はハイテク全面安というほどではありませんでした。東京エレクトロン、レーザーテック、SUMCOといった半導体関連や、富士通日本電気などはプラスで終わっています。村田製作所ソニーグループは比較的に下げは大きめでしたが-2%程度です。この後のNYが大して下がらない、または上がるとなると本日大きめに売られた銘柄も買い直される展開があるように思います。

 

アフターコロナが買われた

FOMCを受けてのリバランスなのか、緊急事態宣言が6/20(日)で終了ということもあるのか、アフターコロナ銘柄が堅調だったイメージです。エイチ・アイ・エスやベルトラといった旅行関連、日本航空ANAくら寿司サイゼリヤなどの外食関連がプラスとなっています。

 

各銘柄の上値余地は?

特にアフターコロナ関連といわれる銘柄は、新型コロナ終息前の今から既に株価上げていますが、上値余地はどのくらいあるでしょうか?明日発売の会社四季報プロ500夏号には、東洋経済新聞社の編集部が考える想定値幅が記載されていますので、参考に見てみたいです(想定値幅を鵜呑みにするのではなく、他の市場参加者との共通認識として)。四季報は分厚すぎて敬遠される方も、プロ500は読みやすいと思います。本命50銘柄、期待200銘柄、注目250銘柄と分けられてビジュアル的にも見やすいです。電子書籍なら明日の東京市場が始まる前に読めるというメリットもあります。 

 

また、本家の会社四季報を読むなら、下記を読むと面白いと思います。タイトルは大穴株の探し方みたいな感じですけど、四季報の見るべきポイントをブロックごとに解説されていて有望株を探すヒントが記載されています。これを読んだ後は厚い四季報を読んでみたい、と思うかも知れません。

 

四季報2021年夏号 6/18(金)発売です。

 

Kindleで、スマホよりも大きい画面で読みたいときに。

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

 ※当ブログでは個別銘柄についての記載がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。

 

【くら寿司】2Q決算発表!内容と関連銘柄確認

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記載銘柄:くら寿司 <2695>

6/9(水)に、くら寿司の2021年10月期2Q(2020年11月〜2021年4月)決算発表がありました。内容を見てみます。

決算概要

・売上高:745.84億円

・経常利益:11.85億円

・通期業績予想:なし

過去記事で予測したように、通期業績予想は今回も開示ありませんでした。 

ynark.hatenablog.com

2Q累計売上高は過去最高となっています。経常利益は少なめですが、新型コロナウィルス感染予防対策としての設備投資の他、米国店舗の外食規制による損失が大きかったようです。以下、決算短信のコメント内容を見ていきます

 

決算短信コメント

今四半期から、日本、北米、アジアにセグメントを分けて業績コメントがあります。

(1) 日本

・スマートくら寿司など感染対策実施

日本での2Q売上高は過去最高

2度の緊急事態宣言、まん延防止等措置法の適用があったにも関わらず売上は好調だったようです。

 

(2) 北米

・店舗半数を占めるカリフォルニアで2021年2月まで店内飲食禁止

・経常利益: -10億

3月以降は経営状況は急速に改善。ワクチン接種率向上に伴い、レストラン営業規制の緩和、解除が進んだため。

今後の米国状況についてコメントがありました。日本もこれからワクチン接種率があがると外食関連の業績は急速に改善していくと考えられます。

 

(3) アジア

・台湾は新型コロナ影響みられず過去最高売上更新

4月までの内容なので、直近の台湾での感染影響は受けていません。

 

コメント内容を読むと、総じて2Qが底打ちとなるように思います。感染症対策の投資を一通りやり切ったことと、米国の急速な改善で、ここからは営業利益が上がってくるのではないでしょうか。通期経常利益のコンセンサス:57億円に対してどの程度伸びるのか注目したいと思います。

一部の地域では6/14(月)からまん延防止法の解除があります。緊急事態宣言も解除されたら外食関連は更に売上が伸びるように思います。今後は居酒屋関連も本格的に業績回復が見込めるのではないでしょうか。以下、関連銘柄を確認しておきます。

 

外食関連銘柄

関連銘柄は下記を参考にしています。

 

物語コーポ <3097>

FOOD&LIFE CO <3563>

サイゼリア <7581>

王将フード <9936>

ゼンショーHD <7550>

鳥貴族 <3193>

木曽路 <8160>

 

居酒屋関連

コロワイド <7616>

SFPHD <3198>

大庄 <9979>

チムニー <3178>

ワタミ <7522>

ハブ <3030>

ダイナック <2675>

 

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

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来週決算!アフターコロナ銘柄(くら寿司、H.I.S)

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記載銘柄:くら寿司 <2695>エイチ・アイ・エス <9603>

くら寿司

10月期 2Q決算発表予定

決算発表:6/9(水) 15:00

 

前回決算のおさらい

・3/9(火)に10月期1Qの決算発表

・経常利益:対コンセンサス -45%

・通期業績予想:なし

コンセンサス:通期経常利益 +57億円

 

前回決算後の株価反応

・株価は翌日から大きく下げた

 現状は決算発表前より上げている

 

2Q決算の見どころ

中間決算とはいえ、現在の感染状況だと通期予想は今回も無さそうに思います。国内のワクチン接種が進んでいる状況を考えると、外食関連の業績は現状が底打ちとみなされるかも知れません。

今後は米国店舗の戻りが大きいのではないかと推定します。米国店舗数は31と全体(553店舗)の5.6%なので、それほど大きな業績インパクトは無いかも知れませんが決算短信の今後の見通しについて何らかのコメントがないか注目です。ワクチン接種率が高い米国の状況は、日本の先行モデルとなり得るので参考になると考えています。

ちなみに、競合となるスシロー(FOOD&LIFE CO <3563>)は2015年からニューヨークに出店するも、現在は米国から撤退しています。ニューヨークは賃料が高く、単価が安めな回転寿司とは相性が良くなかったようです。なお、くら寿司の米国店舗はカルフォルニアやテキサスあたりが多めで、西海岸にも東海岸にも店舗があります。

 

株価チャート

現在の株価位置を確認しておきます。チャートは日足で、75日移動平均線MACD、RSIを示しています。MACD、RSIの説明については下記書籍が参考になります。

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・75日線がサポートしそうです。75日線が上向きで緩やかな上昇トレンドのように見えます。

MACD:0ラインより上ですがゴールデンクロスしそうです。

・RSIは30~70の範囲にあり、特に買われすぎでも売られ過ぎでもありません。

 

外食関連銘柄

ここの決算内容が、他の外食関連銘柄に波及することもありそうですので下記銘柄もチェックしておきたいと思います。

物語コーポ <3097>

FOOD&LIFE CO <3563>

サイゼリア <7581>

王将フード <9936>

 

エイチ・アイ・エス

10月期 2Q決算発表予定

決算発表:6/11(金) 15:00

 

前回決算のおさらい

・3/15(月)に1Q決算発表

・経常利益:対コンセンサス-10.7%

・通期業績予想:なし

 コンセンサス:通期経常利益 -324億円

 

前回決算後の株価反応

・翌日、翌々日は上げて揉み合い

 現状は決算発表前より上げている

 

2Q決算の見どころ

アフターコロナ銘柄ということで最近株価上昇していますが、財務はかなり厳しい状況にあります。値動きだけ見て上げについて行きすぎると、決算発表時に思わぬネガティブ開示を食らってしまうかも?決算発表と合わせて、なんらかのネガティブ要素が開示されないか注目です。

とはいえ、ここを乗り切ればあとは業績改善方向ではないでしょうか。ワクチン接種率が上がって、感染者数が減ったら再度Go Toトラベルキャンペーンがあると考えます。前回のGo Toトラベルをあの状況で実施したくらいなので旅行関連は政治との関わりは深いのでしょうから、良い悪いは別としても早い段階でGo Toトラベル再開があるかも知れません。旅行関連は、新型コロナ終息後には例年以上に需要が回復するのではないでしょうか。個人的には下げる場面があれば拾っていくスタイルでいきたいと思っています。

 

株価チャート

現在の株価位置です。上記のくら寿司と同様にチャートは日足で、75日移動平均線MACD、RSIを示しています。

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・75日線がサポートしそうです。75日線は明確に上向きで上昇トレンドにあります。

MACD:0ライン付近でゴールデンクロスした後、上昇しています。

・RSI:67.5と買われすぎ目安の70に近づいています。ただし上昇トレンドではRSIは上がり続けることがありますので、75日線が上昇している現状では買われすぎを意識しなくても良いかと思います。

 

旅行関連銘柄

他の旅行関連銘柄としては下記があります。エイチ・アイ・エスの決算内容を受けて反応する銘柄があるかもしれませんので確認しておきます。

オープンドア <3926>

アドベンチャー <6030>

エアトリ <6191>

旅工房 <6548>

ハナツアー <6561>

ベルトラ <7048>

KNT-CT <9726>

 

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

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【アフターコロナ】大きく上げた航空、鉄道、旅行関連!時は来た?

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記載銘柄:ANAホールディングス<9202>日本航空<9201>東日本旅客鉄道<9020>エイチ・アイ・エス<9603>

アフターコロナ銘柄が物色された

6/2(水)の東京市場では、アフターコロナ銘柄が大きく買われました。日経平均は+0.46%だったものの、アフターコロナ銘柄として本ブログで挙げている銘柄達の株価は前日比で下記となっています。

ANA +3.19%

日本航空 +3.46%

東日本旅客鉄道 +6.03%

エイチ・アイ・エス +5.35%

その他、過去記事に記載したアフターコロナ銘柄達もほとんどが上昇しました。ワクチン接種率が上がることで、アフターコロナ銘柄の株価も上がっていくように思います。

ynark.hatenablog.com

 

ワクチン接種状況

ワクチン接種が進んでいる英国では、6/1(火)の新型コロナ ウィルスによる死者数がゼロであったとのニュースがありました。人口の58%が1回目の接種率を受けている状況で、人々は外出を楽しんでいるとのことです。ワクチン接種が進んでいる国々の様子は、これからワクチン接種が進む日本の先行モデルとして参考になると考えます。

日本のワクチン接種率は現状で7.7%だそうですが、ここから急速に接種率が上がるのではないでしょうか。私の両親も7月中旬には2回接種が終わりますし、墨田区は既に16〜64歳の全区民に接種権を発送済みとのことです。夏休みに海外旅行というのは無理でしょうが、年末には可能かも知れません。

 

チャート確認

1日で大きく株価を上げた銘柄もありますが、現状の株価位置はどうなっているでしょうか?チャートを確認してみます。以下、各銘柄の日足チャートです。ボリンジャーバンド(25日移動平均、±3σ)と、RSI、モメンタム(Mom)を示しました。

ボリンジャーバンドについての説明は下記書籍がわかりやすいと思います。

 

また、RSIについては下記がわかりやすく説明されています。MACDについても説明があります。

 

モメンタムの活用方法は下記書籍を参考にしています(この書籍は多くのテクニカル指標が載っています)。また、各テクニカル指標の売買サインについても下記書籍の内容に基づいて記載しています。

 

ANAホールディングス

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ボリンジャーバンド:25日線が上向き始め上昇基調ですが、+3σには至ってはいません。

RSI:RSI=68と、買われすぎ水準の70に接近しています。ただし上昇トレンド発生時にはRSIは70を超えて上昇し続けることがあります。

モメンタム:0ラインを上抜けて上昇基調に見えます。

その他、2,800円を超えたあたりで何度か跳ね返されているのでここを上抜けられるかがポイントになりそうです。既に買いサインは発生していますので売りサインをいくつか考えてみます。

売りサインの例

・RSIが50を下抜ける

・RSIが70を超えた場合は、70を下抜けるタイミング

・モメンタムが0ラインを下抜ける

 

日本航空 

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ボリンジャーバンド:25日線が上向き始め上昇基調ですが、+3σには至ってはいません。

・RSI:RSI=74.5と、買われすぎ水準の70を超えています。ただし上昇トレンド発生時にはRSIは70を超えて上昇し続けることがあります。

・モメンタム:0ラインを上抜けて上昇基調に見えます。

直近高値を抜けて上昇できるか注目です。既に買いサインは発生していますので、売りサインをいくつか考えてみます。

売りサインの例

・RSIが70を下抜ける

・モメンタムが0ラインを下抜ける

 

東日本旅客鉄道

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ボリンジャーバンド:25日線が上向き始め、+3σを超えています。上昇し過ぎのようです。

・RSI:RSI=65.2と、買われすぎ水準の70に接近しています。ただし上昇トレンド発生時にはRSIは70を超えて上昇し続けることがあります。

・モメンタム:0ラインを上抜けて上昇基調に見えます。

1日で株価+6.03%と大きく上げたので終値で+3σを超えました。これは2/8(月)振りです。2/8(月)以降の株価を参考にすると、ここから少し株価は揉み合うかもしれません。上昇継続できるのか注目です。売りサインをいくつか考えてみます。

売りサインの例

・+3σを超える(本日発生済み)

・RSIが50を下抜ける

・RSIが70を超えた場合は、70を下抜けるタイミング

・モメンタムが0ラインを下抜ける

 

エイチ・アイ・エス

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ボリンジャーバンド:25日線が上向き始め上昇基調ですが、+3σには至ってはいません。

・RSI:RSI=65.8と、買われすぎ水準の70に接近しています。ただし上昇トレンド発生時にはRSIは70を超えて上昇し続けることがあります。

・モメンタム:0ラインを上抜けて上昇基調に見えます。

株価は持ち合いをブレイクアウトして上昇しています。売りサインをいくつか考えてみます。

売りサインの例

・RSIが50を下抜ける

・RSIが70を超えた場合は、70を下抜けるタイミング

・モメンタムが0ラインを下抜ける

 

売りタイミングについて

各銘柄の売りサイン例をいくつか示しましたが、いくつか株を持っている場合は採用する売りサインを分けて、何回かに分けて売るという時間分散も良いかと思います。また、本記事で示したテクニカル指標以外にも多くの指標がありますので「マーケットのテクニカル分析」などを参考に色々と見てみると良いと思います。

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

 

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ソニーグループ経営方針説明会、IR Day!株価反転あるか?

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記載銘柄:ソニーグループ <6758>

 5/26(水)に、ソニーグループの経営方針説明会がありました。また、同日にはソニーグループとTSMCが合弁で熊本県に1兆円規模の半導体工場を建設する構想があるとの一部報道がありました。5/27(木)、5/28(金)にはIR Day 2021というイベントがあり、各セグメントの戦略について語られる見込みです。

この記事では経営方針説明会の内容と、TSMCとの合弁での半導体工場建設についてや現状の株価チャートについて見ていきます。

 

経営方針説明会の内容

事業面の説明は下記についてでした。

・ブランデッドハードウェア事業の立て直し

CMOSイメージセンサーへの集中

・コンテンツIP、DTCへの投資

ここで注目したのは、CMOSイメージセンサーについての内容です。説明会の中でも「イメージング&センシング・ソリューション事業は、顧客需要の変動、地政 学問題、ロジックチップの調達など様々なリスクがあります。」というコメントがありました。これからもTSMCとの合弁という報道内容にリアリティを持たせます。また、CEOは説明会の場ではTSMCとの合弁についてコメントは控えるとしていましたが「一般論として、半導体の安定調達は日本の競争力維持のため大事」と言われています。近いうちに具体的な話が聞けるかもしれません。IR Day 5/28(金)はイメージング&センシング・ソリューション事業の戦略説明が予定されているので、何か出てこないか気になります。

 

TSMC合弁の新工場について

TSMCと合弁で新工場を作るのはイメージセンサーのためでしょうか?。CMOSイメージセンサーは画像を取り込むピクセルチップと信号処理を行うロジックチップを搭載しています。ソニーは技術的ノウハウが比較的少ないロジックチップは全て外部委託しているものの、ノウハウが詰まったピクセルチップは自社工場で作っています。今回、TSMCと組んで国内に新工場を建てるというのはピクセルチップの製造にTSMCの先端プロセスノウハウを取り込みたいのかも知れません。現在ソニーCMOSイメージセンサーのシェアを5割ほど持っていますが、TSMCの技術を取り込んで競合のサムスンを引き離すというシナリオなのでしょうか。

または、他の外部委託したくないようなノウハウの詰まった製品を作りたいのかも知れません。ソニーは5/14(金)に世界初のAI搭載イメージセンサーを商品化したとのニュースリリースを出しました。このAI搭載ロジックチップは高性能プロセッサや外部メモリが不要という独自技術が詰まっています。このような製品を作りたいのでしょうか。

何にせよ、TSMCと組むことで半導体プロセス開発技術が大いに向上して、シェアが広がるということでポジティブに捉えられるのではと個人的には思います。

 

株価チャート

現在の株価を確認しておきます。過去記事では、10,400円あたりが下降トレンド継続の目安かと記載しましたがCPIショックにてアンダーシュートしました。現在は少し持ち直して10,700円となっています。

ynark.hatenablog.com

日足チャートを見てみます。テクニカル指標としてはボリンジャーバンド(25日移動平均、±3σ)、MACD、モメンタムを示しています。 

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売買サインは下記書籍を参考にしています。

ボリンジャーバンド:-3σ付近まで落ち込んでから移動平均線まで戻しています。ここから移動平均線を上抜くと買いサインとなります。

MACD:0ラインより下でゴールデンクロスしており買いサインが出ています。

・モメンタム:0ラインを上抜けて買いサインが出ています。

ここから移動平均線を上抜くと買いサインとして強めな印象です。

 

モメンタムを利用したトレード手法

ここで、モメンタムを利用したトレード手法を詳しく見てみます。モメンタムの利用方法としては下記がありますが、これをソニーグループのチャートに適用するとどうなるでしょうか。

・モメンタムが0ラインを上抜けたら買いサイン

・モメンタムが0ラインを下抜けたら売りサイン

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昨年7月以降で上記を売買サインとしてトレードすると、トータルで+4,140円となり100株での取引でも41万4千円の利益になったことがわかります。途中、マイナスになる場面もありますが頻度は少なくマイナス幅も小さいので、モメンタムを売買サインとして活用することは有効なのではないでしょうか。ただし、MACDなどより比較的マイナーな指標のようで証券会社のスマホアプリだとモメンタムが無いこともあります。その場合は 無料で使えるTradingViewがおすすめです。

 上記の書籍にはこの他にも様々なテクニカル指標とその活用方法があります。また、テクニカル指標って?という方は下記書籍がおすすめです。

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

 ※当ブログでは個別銘柄についての記載がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。

注目銘柄の株価材料とチャートを確認!

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記載銘柄:東京応化工業 <4186>INPEX <1605>昭和電工<4004>日本電気(NEC) <6701>

以前の記事で記載した注目銘柄について、最近の株価材料などと合わせて株価チャートを確認しておきます。

関連記事:【決算受けての注目銘柄】地合い回復しそうな今、銘柄を選定!

ynark.hatenablog.com

本記事のチャートは日足で、ボリンジャーバンド(25日移動平均、±3σ)、MACD、RSIを示しています。売買サインについては下記書籍の内容を参考にしています。 

 

東京応化工業

半導体製造に用いるフォトレジストのシェア世界首位級メーカーです。

 

株価材料

関連銘柄としては、フォトレジスト材料を手がける大阪有機化学 <4187>がありますが、ここが5/21(金)に業績予想及び配当予想の修正を発表しました。経常利益 +24.9%、配当+2円(50円←48円)という上方修正です。修正の理由は、「自動車用塗料や光学材料向け粘着剤を中心に化成品事業の販売が回復したことや、半導体材料や表示材料等の電子材料事業が好調に推移したこと」とあります。ここからフォトレジストの売り上げも好調であると考えられます。

 

決算内容

5/12(水) 発表の1Q決算、通期見通しは下記です。

・1Q経常:49.5億円 (コンセンサス+31.5%)

・通期経常:167億円 (コンセンサス-11.3%)

今回の決算発表では1Q実績は好調なものの、通期見通しの修正は無くコンセンサスを下回っています。通期見通し内容は想定為替レートが1$=100円であったりと、かなり控えめな内容だと思います。以下では、決算発表後の値動きを含めて株価チャートを見てみます。

 

チャート

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 ・ボリンジャーバンド:-3σから反発していますが、ここから移動平均線を上抜いて買いサインがでるかどうかです。

MACD:0ライン下にあり、ここからゴールデンクロスして買いサインがで出るのか注目です。

・RSI:下げてからRSI=48.3まで上げてきました。50を上抜いたら買いサインと考えられます。

ここから買いサインが出るのか注目したいと思います。 

 

INPEX

以前の商号は国際石油開発帝石原油・ガス開発生産の国内最大手です。

 

株価材料

イラン核合意の協議が進展してイラン産原油が輸出されるとの見方があり、直近は原油価格と連動して株価下落しました。5/19にも制裁解除かと言われましたが、まだまだ時間がかかるとの見方で5/21のWTI原油価格は+3%上昇しています。

 

チャート

イラン原油の輸出再開の思惑から下がっていた原油価格に連動して、株価も下げています。

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 ・ボリンジャーバンド:+3σ付近まで上げた後、移動平均線を下抜けしており、売りサインとみなされます。

MACD:0ラインより上でデッドクロスしており、売りサインとなります。

・RSI:上げてから50を下抜け、売りサインと考えられます。

チャートを見ると売りサインです。週明けはWTI原油価格に連動して上がありそうですが、今後のイラン情勢などと合わせて買いで取るか短期的に売りで取るか判断したいと思います。

 

昭和電工

半導体部材や石油化など幅広く手がけるメーカーです。また国内銘柄としては電炉用黒鉛電極シェア首位です。 

 

株価材料

SiCウェハをInfineon(ドイツの半導体メーカー)に優先的に供給する契約を結んだと5/6に発表しました。昭和電工はSiCウェハの大手です。またInfineonは車載用半導体で高いシェアを持っています。技術力も相当高く、私も半導体製品の開発をしていた頃はよくベンチマークしていました。

また、半導体部材を手がけるので旺盛な半導体需要を取り込めると思います。

 

チャート

25日移動平均線がサポートするのか、しないのか瀬戸際に見えます。4月には25日線を割り込みましたがトレンド転換なく上昇しています。移動平均線は上向きですので、ここで反発して上昇トレンド継続となるのか注目です。

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ボリンジャーバンド:直近は+3σと移動平均線の間を上下しています。トレンド転換のリスクはありそうなので様子見したいと思います。

MACD:0ラインより上でデッドクロスし始めています。明確なデッドクロスになるか注目したいです。

・RSI:上げてから49.73まで下げています。明確に50を下抜けるのか注目です。

上昇トレンドの押し目なのか、下降トレンドに転換するのか見てエントリーしたいと思います。

 

日本電気(NEC)

株価材料

デジタル庁の設置法などが5/12に成立。9月の発足に向けて物色されるかも知れません。

 

チャート

決算後に大きく下げてから、反発は見られていません。関連銘柄の富士通の上げとは対照的な印象です。富士通ロングでNECショートというペアを組んでいる方は大きく利益が取れたのではないでしょうか。

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ボリンジャーバンド:-3σ下抜けから、バンドに沿った下げは見られていません。ただし、反発もしていません。

MACD:0ラインから大きく下までいっています。MACDヒストグラムを見るとマイナス幅が徐々に小さくなってきており、ここからゴールデンクロスするのか注目したいところです。

・RSI:17.7までと大きく下げて、現在25.7です。ここから30を上抜けたら買いサインと考えられます。

日足は4日連続で陽線となり、下げ止まっているように見えるので反発があるか引き続き注目したいと思います。

  

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

 ※当ブログでは個別銘柄についての記載がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。