
前工程装置が強い!
先週は、日米共に半導体前工程関連の装置銘柄の株価上昇が目立ちました。週間(8日〜12日)での株価上昇率は下記となっています。
AMAT +25.22%
LRCX +20.95%
KLAC +31.94%
東京エレクトロン +14.38%
SCREEN HD +10.41%
KOKUSAI ELECTRIC +10.63%
話題のキオクシアでさえ週間では+3.92%なので、いかに前工程造装置が強かったかというのがわかると思います。
中国勢に注目?
これまでは、中国向けがピークアウトするという見方が大勢で、売上の中国向け比率が大きいところはリスクが高いと言われていたように思います。ところが、最近は何やら中国向けに強いところが調子良さそうにも見えてきました。
YMTC(NAND)が上場準備をしていたり、CXMT(DRAM)がPC用DDR5に参入してきそうな動きがあったりと、中国勢の動きが活発なように思います。こんなにメモリ高騰しているなら商売上手な中国勢が動かないことは考えにくいような気がしますので、これから中国向けの設備投資が伸びるかウォッチしていきたいと思います。
TSMCの2nmプロセス向けにも期待?
TSMCの5月の月次売上が過去最高を更新しました。Q2(4-6月)売上コンセンサスを越えるには6月も過去最高を更新する必要がありそうですが、来月も伸びるでしょうか。TSMCは2025年末から2nmプロセスを量産開始しており、それが売上寄与してくるようになったら大きく伸びるような気がしていますが、そうなるのはQ3(7-9月)以降になるのかもしれませんが。2nmプロセス以降はナノシート構造(インテルで言うGAA構造)となり、 成膜、エッチング、洗浄、検査という工程の重要性は更に高まると考えます。そのような工程に強い半導体製造装置銘柄に今後も注目したいと思います。
SEAJのデータにも注目
6月19日にはSEAJから日本製半導体製造装置販売高(5月度)が発表される予定です。詳しい数字については本ブログでは記載しませんが、気になる方は各自で見ていただければと思います。
装置→材料にも期待?
中国勢の設備投資が進んで生産能力が上がれば、半導体材料の需要も高くなると考えます。また2nmプロセスの生産が活発になると最先端プロセス向け材料に強いところの存在感が増してきそうにも思います。
シリコンウェハなど、中国勢などの生産能力向上によって全体的な需要が増えて長期価格に影響が出ることも考えておきたいです。特に2nmプロセス向けに対応できるメーカーは日本勢(信越化学、SUMCO)くらいと考えると、付加価値が強いプロセス向けには強気の価格で行って、利益率も…?という期待も持っています。
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
※当ブログでは個別銘柄などについての記載がある場合がありますが、個人の考えを記載したものであり投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。