マイクロン決算で再び半導体株に注目くる?AIもいいけどDRAMもね

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日経平均下落!年金リバランス売りが大きかった?

3月になってから日経平均が大きめに下げましたが、3月1週(3/4〜3/8)の投資部門別売買状況を見ると信託銀行が大きく売っていました。信託銀行の動向は年金の動向を反映しているとのことですので、年金のリバランス売りが大きかったと考えらえます。3月2週(3/11〜3/15)は日経平均(下段)の下落が更に大きかったので、3月2週の売買状況(3/22(金)発表予定)もチェックしておきたいと思います。

年金のリバランス売りであればリバランスが終われば大きく売ってくることもないと考えられるので、遅くとも月末くらいには落ち着くのかな?とも思っています。また、日銀のマイナス金利解除が株式市場を軟調にするのではという警戒もあったように思います。ただし既に週末にはマイナス金利解除が決定となったかのような記事がたくさん出ており、日経平均先物はプラスになっているので織り込みは相当進んでいそうです。3/19(火)の日銀総裁会見で出尽くして株価上昇という展開もありそうかな?と思っています。

 

スピード違反の調整も終盤?

日経平均の日足を見ると、25日移動平均線を少し割ったところです。スピード違反の調整というなら、このあたりで許してもらったりしないかな?とも思います。

日経平均は東京エレクトロンやアドバンテストなどの動きが引っ張っぱる傾向にありそうなので、このような半導体関連の上昇ネタがあれば日経平均も上昇となりそうです。そこで注目してみたいのが米国の大手メモリメーカー、マイクロン・テクノロジーの決算発表です。3/21(木) 5:00予定となっています。

 

マイクロンの決算に注目

3/21(木) 5:00にマイクロンの2024年Q2決算発表が予定されています。これまでの四半期ごとの売上を見るとメモリ市況の回復を読み取れそうです。Q2予想はyahoo!financeのAnalysisとほぼ同じのようです。Q3ガイダンスはyahoo!financeだと$5.99Bですが、これを超えてくるのか注目しています。また、AIシステムに搭載されるHBM3Eや、DRAMの市況についてどのようなコメントがあるのか気になるところです。

 

DRAMの大口取引価格は上昇傾向

日経新聞の記事で、2月のDRAM大口取引価格は前月比+5%とありました。需要回復が見込まれている様子です。これまでのDRAM不況で設備投資もかなり抑制されてきたようなので、東京エレクトロンのような製造装置関連もまだまだ好調な業績が続くのでは?と考えています。また、ここのところ話題になるHBM3EもチップとしてはDRAMですので、DRAMに強い銘柄に注目していきたいと考えています。

 

DRAM関連で注目してみたい銘柄

マイクロン・テクノロジー
米国の大手メモリメーカーです。日足チャートに20日100日200日移動平均線とMACDを示しました。直近の下げは20日線で反発したように見えます。MACDはDC(デッドクロス)で弱そうですが、決算に向けてどう動くか、どのような決算発表になるのか注目しています。

 

東京エレクトロン
半導体製造装置銘柄としてはSCREENよりも比較的メモリ向け比率が多くなっています。日足を見ると25日移動平均線を少し割ったところです(日本株については見ている人が多そうな25日75日200日移動平均線を示します)。2023年11月以降、25日移動平均線を割ったあたりから反発していますが、今回も反発できるのか注目しています。

 

アドバンテスト
メモリテスターといえば競合テラダインよりアドバンテストが強い印象です。ちなみにアドバンテストのGPU向けテスターのシェアは圧倒的で、AI関連として隙がなさそうな気もします。日足は25日移動平均線を明確に割り込んでいますが、これが抵抗線にならずに上昇突破できるか注目しています。

 

日本マイクロニクス
メモリ向けプローブカードでシェアトップのメーカーです。株価は25日移動平均線の上で強い印象です。

 

四季報プロ500で銘柄チェック

3/18(月)は会社四季報の発売日ですが、同日は500銘柄に絞られた会社四季報プロ500も発売されます。発売前ですが表紙イメージを見ると「半導体&生成AI」との文字があるので、関連銘柄に関して記載ありそうです。分厚い四季報と違ってかなり読みやすいと思います。

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

 

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