半導体は上昇一服?長期は強気だけど信用取引を活用して対応も

世界的な株高に

米国の債務上限問題、雇用統計を通過して6/2(金)の夜は世界的に株高となりました。日経平均先物は3,1970円とかなり強く、週明けは大幅高で始まりそうです。

 

半導体は急騰の反動?

そんな中、6/2(金)は日米とも半導体関連がやや弱めの展開でした。ここまで急ピッチで上げてきたこともあり、利確されて他セクターに資金が回されているような、いわゆる循環物色が起きていそうです。とはいえ、SOX指数の月足を見ると長期的には半導体関連の上昇は続くかな?と考えているのですが、以下でチャートを見てみます。

 

SOX月足MACDが4年振りGC

SOX指数の月足(縦軸は対数表示)をみるとMACDがGC(ゴールデンクロス)しており、TradingVewのMACDストラテジーをみると買いシグナル(MacdLE)が出ています。これはかつてのシリコンサイクルでの上昇初動で現れていることから、今回も長期的な上昇になるかも知れません。ただし、6月はまだ2営業日なので月足完成まで注視したいと思います。

もし半導体が上昇一服なら…

6/2(金)のSOX指数は小幅安で推移、-0.15%と小安く引けたので、既に半導体関連の上昇一服は終わりが近いのかもしれません。ただし、想定される展開の一つとして、半導体関連が弱くなるシナリオを考えておきます。

半導体関連は前述のように長期的には強気と考えており、下げる展開があっても一時的と想定していますが、トレーダーとしては短期的な流れにも乗りたいところです。

ということで、信用取引を使った「つなぎ売り」「ロング・ショートペアトレード」を検討してみます。具体的には、急騰前に安く買えた現物をホールドしながらショート(空売り)を持つ「つなぎ売り」と、併せて半導体以外の個別や指数などをロング(買い)する、ロング・ショートとなります。

ロング・ショートは過去記事にあるイメージです。今回は同業種でのペアではなく、半導体とそれ以外というペアで考えています。

ynark.hatenablog.com

ショート側につなぎ売りを用いることで、株価上昇による損失は無限の可能性…!というショートのデメリットを潰しているのがポイント(現渡しすれば、ショートした値段で現物を利確したのと同じ)で、安心感があります。

ロング側は、これから資金が入りそうな上値余地がありそうなモノを選定したいところです。

 

ロング候補どうする?

5月の乗用車販売台数が全てのメーカーで前年比プラス、トヨタ自動車の株価は2,000円超えたし円安だしということで、自動車関連を見てみようと考えています。あとはマザーズETFあたりでも、と。

・トヨタ自動車
・スズキ
・マツダ
・日産自動車
・アイシン
・東証マザーズETF など

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

※当ブログでは個別銘柄についての記載がある場合がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。