記載銘柄:日本製鉄 <5401>
レーティングの下げで株価下落?
昨日の記事で、日本製鉄のチャートが「天井っぽさを思わせる」なんて書きましたが、本日は-7%という大きめの下落でした。
ジェフリーズ証券が鉄鋼大手のレーティングを引き下げたことがきっかけ、なんて言われています。個人的には証券会社のレーティングや目標株価の変更というのは「売買を活発にするため」に実施しているのかな?程度にしか考えていません。(証券会社の方々が「仕事として」レーティングや目標株価を設定していることは理解します)
チャート確認
すっかりRSIは70下抜け、モメンタムもピークを付けた形のように見えて売りシグナルが出ているように見えます。
信用倍率が高過ぎた?
ここのところバリュー銘柄が買われていましたし、日本製鉄の信用倍率(信用買い/信用売り 比率)もかなり高水準でしたので、ここらで利確または売り仕掛けをするのには良い機会だったのかな?なんて思っています。前回記事で、今日(1/18)発表の先週分の信用倍率がどうなったかチェックしてみたいと書きましたが、結果は下記のようになっています。
横軸は日付(週ごと)、左縦軸が株数で右縦軸が株価、グラフ中の青文字が信用倍率(買残/売残)を示しています。
買残は、直近の株価上昇で減りました。利確によるものと考えます。
対して売残については、直近の上昇に合わせて増えています(買残に対して株数が少ないので見にくいですが)。
これによって信用倍率は40程度から16になりました。今日の大幅下落で、買い方には投げた人もいるでしょうから来週発表の信用倍率は更に小さくなるかもしれません。
信用倍率が低下すれば、株価下落の勢いも弱まって再び上昇する場面もあるのでは?と思っています。それが決算がきっかけとなるのか?または決算で更に売ってくるのか?なかなか難しいセクターになってきたように感じますので、しばらくは様子見というのも手ではないでしょうか。
今回は簡単ですが以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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