信用不安解消?インフレも利上げも一服なら半導体関連は強い?

記載内容:SOX、SOXL、東京エレクトロン、大阪有機化学、SUMCO

早くも信用不安は後退気味

米国シリコンバレー銀行の経営破綻、クレディ・スイス問題で始まった、リーマンショックの再来に備えよ的な煽りもそろそろ見なくなりました。以前の記事でも書きましたが、アルケゴスとか恒大集団の時と同じような雰囲気だったかと思います。

現在は米国経済指標でインフレ低下が見えてくるのも想定通りで、景気後退がどのくらいのレベルになるのか?警戒されているような感じでしょうか。米国の利上げも一服が予想されていますが、そうなると後は利下げ期待での株価上昇という展開があるように思います。

時を同じくして半導体市況の底打ちも年央から年末には見えてくると予想されており、特に半導体関連にはポジティブな流れが既に来ていると考えています。ということで今回はSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)、日本の半導体関連で値を上げ過ぎていない銘柄を見ていきます。

ynark.hatenablog.com

 

SOX指数が強い

以下はSOX指数の週足です。下段に26週移動平均線との乖離率、MACDを示しています。一年ほど下向きだった26週移動平均線が上向いてきており、新たな上昇サイクルがありそうな印象です。

なお、SOX指数連動ETFは下記などがあります。
・SMH (SOX指数連動のETF)
・SOXL (SOX指数のブル3倍ETF)

SOXL
下図はSOXLの週足で、表示内容は先程と同様です。SOX指数のブル3倍ETFということで、上がる時の値動きは魅力的ですが、その反面で下げる時もキツいです。半導体関連の上昇時期を狙えるならば魅力的だと思います。

 

無難にいくなら日本株?

SOXLのようなレバレッジEFTは大きな値動きとなりリスクが大きいので、日本の半導体関連でSOXと同様または出遅れ気味の銘柄を買い持ちする方が無難かなとも思います、為替影響も受けませんし。例えば、東京エレクトロンはSOXと似たチャートで、配当も3.3%付く予定です。

東京エレクトロン
同様に週足です。SOX指数の様に長いこと下向きだった26週移動平均線が上向いてきています。前回記事に記載しましたが、今年の半導体製造装置の投資額は前年比-22%と大きく落ち込む見込みです。東京エレクトロンの業績も前年比では厳し目になると思います。ただし、株価はこのタイミングで上がり始める傾向があり(年初から既に上げています)今後の値動きにも注目しています。

ynark.hatenablog.com

 

大阪有機化学 [4/7(金)決算発表]
半導体製造に用いるフォトレジスト(感光材)原料、自動車塗料原料などを手掛けます。4/7(金)に1Q決算発表がありますが、決算後は上にも下にも結構動くイメージなので、決算内容とその後の値動きを追ってみたいと考えています。
下図は同じく週足です。長いこと下落していた26週移動平均線が横向きになって株価も移動平均線を上回ったところです。決算を起点に上昇できるのか注目しています。

 

SUMCO
シリコンウェハ の大手です。週足を見ると1年半以上の下落基調ですが、半導体需要の底が見えてきたら株価も復活があると考えています。会社四季報ONLINEでは予想配当利回り6%というなかなかの高配当になっています。

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

※当ブログでは個別銘柄についての記載がある場合がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。