FOMCと雇用統計通過で、決算迎える半導体関連に期待?

記載銘柄:SUMCO、東京エレクトロン、東京応化

FOMC通過で下げ

11/3(木)のFOMC声明文はハト派の印象でしたが、その後のパウエル議長の会見でのコメントがタカ派ということで株価は大きく下がりました。声明文の発表で株価は一時大幅高でしたが、先週記事に書いたように株高になるとタカ派発言が出てくるような気がします。

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一転、11/4(金)は大幅高

11/4(金)は米国雇用統計の発表ありましたが、通過して大きく株価上昇となりました。雇用統計の内容の他、中国のゼロコロナ政策が緩和されるという噂が出た影響もあるとか?特にSOX指数は4.6%と大幅高でした。アップルやテスラが下げる中、決算通過で大きく下げたクアルコムでも+2.70%と上げており、半導体関連の強さが見えたという印象でした。日本の半導体関連も週明けは上昇して始まりそうですが、特に決算発表がある銘柄に注目しておきたいと思います。

 

SUMCO:11/8(火)決算

シリコンウェハメーカーです。これまでの関連銘柄の決算内容をみると、シリコンウェハの売上見通しは堅調に思います。

関連銘柄
・三益半導体
・信越化学

信越化学は、主力の300mmウェハは2027年まで長期契約済みとのことです。SUMCOも半導体不足と騒がれた時を活かして顧客と上手く契約できていれば、今後の業績見通しも期待できそうに思います。ここは次四半期までしか業績見通しを出しませんが、今回3Q決算なので通期見通しが初めて出ます。「通期コンセンサス以上」のワードが出たら、反応するトレードがあるような気もします。

 

東京応化:11/10(木)決算

フォトレジストと言えばJSRか東京応化という感じで、シェア首位級です。JSRは事業内容が幅広いのですが、フォトレジストは好調だったとのことでした。信越化学も同様コメントあります。原材料高と円安恩恵のバランスがどうなるかは気になりますが、想定為替レートが1ドル125円というのは円安恩恵が強そうな気もします。

関連銘柄
・JSR
・信越化学

 

東京エレクトロン:11/10(木)決算

半導体製造装置の大手で、フォトレジスト塗布、現像をするコータ・デベロッパのシェアトップです。米国の大手半導体製造装置メーカーのアプライド・マテリアルズやラム・リサーチの株価は直近上昇傾向のようです。

関連銘柄
・アプライド・マテリアルズ(AMAT)
・ラム・リサーチ(LRCX)

東京エレクトロンは経常の1Q進捗率16%というのがネガティブインパクトありましたが、会社側は納入の期ズレ影響であり2Q計画に変更なしと説明していました。通期下方修正なければそれだけでもポジティブな感じがします。

 

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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