日経平均は9月末注意?今週(9/13〜9/17)気になる銘柄は?

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記載銘柄:SUMCO <3436>、ENEOSホールディングス <5020>、ソニーグループ <6758>、トヨタ自動車 <7203>

先週の日経平均は大きく上がりました。9/3(金):29,128.11円→9/10(金):30,381.84円と+1,253.73円、+4.3%です。先週の記事であったように素直に日経平均レバレッジETFをしっかり買えた方は、利益取れたのではないでしょうか。NF日経レバ <1570>は1週間で+8.7%となりました。

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順調に伸びてきた日経平均ですが、今後の展開について考えてみます。また、今週以降に注目してみたい銘柄についても見てみます。

CONTENTS

 

日経平均の今後は?

 投資主体別売買動向を見ると、9月1週は外国人が現物買いに転じました。先物も先週に続いて買い越しです。最近の上げは外国人が買ってきているからと言えるでしょうが、こうなると彼らはもっと株価を上げて利益を取りたいのではないか?と思っています。つまり、まだ株価は上昇基調でないかという考えです。ただし、月末に様々なイベントがあるので一波乱あるかもしれません。以下、今後のスケジュールを見ておきます。

・9月権利落ち日:9/29(水)
・自民党総裁選投開票日:9/29(水)
・日経平均構成銘柄入替:10/1(金)

権利落ちで下がるのは当然ですが、自民党総裁選の結果を材料にして上下あるかもしれません。特に警戒しておきたいのは日経平均構成銘柄の入替に伴う売り需要です。除外銘柄よりも新規銘柄の方が大きく、遅くとも9/30(木)までには現在の日経平均採用銘柄に売りがでると考えられます。

目先はこれらのイベントに向けて警戒したいと思います。個人的には、日経レバETF含めてポジション全体を権利日までに一旦は軽くしておこうと考えています。とはいえ、権利落ち日に配当分即日戻しや、自民党総裁選の結果がポジティブであったり、日経平均売り需要の額が買越し額を上回るようなこともあり得るので、売りポジションを大きく取ったりダブルインバースを持つことは控えておこうと思っています。月末は様子見といった感じでしょうか。

月末は波乱ありそうとはいえ、今週(9/13〜9/17)は下記に注目したいと思います。

 

半導体関連での注目は?

先んじて上げていたレーザーテックが一休み?という印象です。

レーザーテックf:id:ynark:20210912104740p:plain

他も、勢い良く上げたものは少し休むかもしれません。高値更新している半導体関連銘柄が多い中、上値余地がありそうな銘柄としてSUMCOに注目したいと思います。

SUMCOf:id:ynark:20210912104810p:plain

また、9/10(金)に発表されたTSMCの8月売上は高水準でした。7-9月期の半導体部材関連は売上が大きかったのではないでしょうか。シリコンウェハメーカーのSUMCOの売上にも期待できそうです。

 

高配当の出遅れ銘柄をチェック!

ENEOSは決算後に大きく売られて、やっと決算前のレンジ下限まで戻した感じです。

ENEOSf:id:ynark:20210912104947p:plain

9/10(金)現在の株価:448.3円で中間配当だけでも配当利回り2.45%となかなか高い水準だと思います。高配当銘柄を集めたい方達が買ってくることもありそうです。また、ここは権利落ち後も次回決算に期待しても良さそうに思います。というのは、原油価格、銅価格、ドル円レートとも会社側の想定より現状上振れているので、2Q決算もコンセンサス以上が期待できると思います。次回決算は中間決算となるので通期見通しを修正するのに良いタイミングかも知れません。1Q決算時に通期修正無しというのがネガティブだったので2Q決算で株価挽回の流れも想定しておきたいと思います。前回決算内容は過去記事ご参照ください。ynark.hatenablog.com

 

外国人が好きそうな銘柄といえば

上値を買ってくるのが外国人で、外国人が好きな銘柄といえばソニーグループがその一つです。外国人持株比率は59.7%と相当な数字になっています。年内に鬼滅の刃のTVシリーズ開始といっても鬼滅人気復活できるのか?年末商戦に向けてPS5が買えるようになるのか?と気になることもありますが、年初来高値12,545円を超えてくるのか注目したいと思います。

ソニーグループf:id:ynark:20210912105034p:plain

 

再度減産!トヨタ自動車

前回8/19(木)にあったトヨタ自動車の減産ニュースではトヨタ自動車やデンソーが急落しました。ただし、現在はそのニュースが出る前の株価より高くなっています。今回は年間生産数も下方修正するというので前回ニュースより厳しい内容ですが、地合も良さそうなので週明けに下げたら拾っていきたいと思います。ただし、前回のトヨタショックからの回復っぷりを考えたら、誰もが下げたら買いだと思っているでしょう。PTSでは9,772円(-1.88%)なので、そんなに下げないかもしれません。あと、9月末に株式5分割となるのが株価にポジティブになるのかといったところでしょうか。ただ、株式分割したから買おうという投資家層が与える株価へのインパクトは少ない気がします。

トヨタ自動車f:id:ynark:20210912105109p:plain

 

まとめ

・日経平均:上昇基調も月末は警戒
・SUMCOが上値余地ありそう
・ENEOSの上値余地に期待
・外国人が更にソニー買うかも?
・トヨタ減産で下がるなら拾いたい

 今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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