【注目銘柄】菅首相の退陣表明で株価急上昇!来週も日経平均上がるなら狙い目は?

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記載銘柄:JFEホールディングス <5411>、日本製鉄 <5401>、神戸製鋼所 <5406>、NF日経レバ <1570>、楽天225ダブルブル <1458> 

首相退陣ニュースで株価急騰

9/3(金)の東京市場は、お昼に菅首相の退陣表明ニュースが出て後場から大きく上げて、日経平均は29,128円(+584円、+2.05%)となりました。前場が終わる前から上がっていたので知っている人は知っていたのか、たまたまなのか…。そして9/4(土)現在の日経平均CFD:29,610円で、東証終値から更に482円上げています。当日の米国市場が小動きだったのも関係なく大きな上げです。これは選挙アノマリーの上げが早くも到来と考えて、来週以降の対応などについて下記内容を考えてみました。

CONTENTS

※選挙アノマリーについては8/29過去記事の項目:解散総選挙で株価上昇?ご参照ください
ynark.hatenablog.com

 

狙い目セクターは?

最近値上がりしたセクターというと、海運、半導体、鉄鋼あたりと思います。
海運は上昇し始めてから結構長く、上値余地が比較的小さそうなので今回は外します。
半導体は過去記事にある銘柄が現状良い値動きですので、そちらをご参照ください。

ynark.hatenablog.com

今回は鉄鋼について考えてみます。
9/3(金)の東証1部業種別株価指数では、鉄鋼が+4.13%と突出して高くなりました。またJPモルガンが日本製鉄、JFEホールディングス、神戸製鋼所を新規Overweightとしています。このような高評価が株価上昇の後押しとなっているようです。鉄鋼大手の日足チャートを見てみます。

鉄鋼 株価チャート

以下は日足チャートで、ボリンジャーバンド(以下BB):25日移動平均線±3σ、MACD、RSIを示しています。なお、テクニカル指標のポイントや売買シグナルについては下記書籍を参考にしています。

JFEホールディングスf:id:ynark:20210904175622p:plain

・BB:バンドが広がり上昇トレンド、+3σに至らず過熱感ない
・MACD:プラス領域で上昇トレンド
・RSI:70以上で買われ過ぎ水準だが上昇トレンドのため不問(上昇トレンドでは100まで上がることもある)

直近高値をブレイクして上昇中です。

 

日本製鉄f:id:ynark:20210904175917p:plain

・BB:バンド広がる?移動平均は上昇
・MACD:プラス領域で上昇トレンド
・RSI:50上抜け、70以下

JFEの6営業日前のようなイメージですので、JFE同様に上昇し続けそうな印象を持ちます。

 

神戸製鋼所f:id:ynark:20210904180014p:plain

・BB:株価が移動平均線上抜き【買いシグナル】
・MACD:0ライン下でゴールデンクロス【買いシグナル】
・RSI:50上抜け【買いシグナル】

買いシグナルが出ています。JFEや日本製鉄に続く上昇となるのか注目したいです。

 

素直に日経レバ

選挙で日経平均が上がるなら、素直に日経平均レバレッジETFを買うというのも無難そうです。先物主導で上げてくるなら日経平均寄与率が高い銘柄を個別に買う方が値動きが大きいでしょうが、それは即ちリスクが大きいのでフルタイムでトレードできない方には対応が難しそうに思います。


NF日経レバ 

まず日足チャートです。BB:25日移動平均線±3σ、MACD、RSIを示しています。f:id:ynark:20210904180347p:plain

・BB:+3σまで上昇し過熱感ある
・MACD:0ライン下でゴールデンクロスして上昇中
・RSI:69.4と買われ過ぎ水準70近い

急騰したので過熱感がありますが、材料あってのことですのでそれほど心配しなくて良いと考えています。トレンド発生時には広がったバンドに沿った値動きになること、RSIは100張り付きになることもあります。続いて、より長い時間軸として週足を見てみます。

 

次に週足チャートです。BB:26週移動平均線±3σ、MACD、RSIを示しています。

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・BB:株価が移動平均線を上抜き【買いシグナル】
・MACD:ゴールデンクロスしそう
・RSI:50上抜け【買いシグナル】

週足で見るとここから上昇しそうな買いシグナルが出ています。
数週間目線で、日経レバレッジETFを買っていくのも面白いかと思います。NF日経レバ <1570> 楽天225ダブルブル <1458> などは単価が安いので、自民党総裁選の結果を見つつ開票日(11月頃?)まで時間分散で買うという作戦もアリだと思います。自民党総裁が金融緩和派か否かや、選挙以外にも日本株への影響がある材料が出た場合などにも数量調整がしやすくなります。

 

米国株から日本株へ資金シフトある?

11月までの選挙期間に、他に日本株に影響ありそうなことを考えてみました。
例えば、必ず来るテーパリング(量的緩和の縮小)を警戒している米国市場から、比較的割安な日本市場へ資金が流れることがありそうです。割高・割安の比較としてS&P500と日経平均のPERを比較すると下記となります(9/3(金)終値ベース)。

・S&P500 PER = 35.38
・日経平均 PER = 13.49

このように大きく違います。「米国にはGAFAMのように今後も成長すると期待される企業がいくつもあるので、PERが高くても割高感はさほどない」という考えもあると思います。ただし、このような指標で比較すると数字の差は明確なので、PERなどの指標をネタに米国売り・日本買いを仕掛けてくる大口が出てくることに注意したいです。また、米国は9月、11月のFOMCでテーパリングについて具体的な内容が議論されそうなので、この材料と絡めてくるかもしれません。

 

まとめ

・鉄鋼で伸びる銘柄ありそう
・選挙で日経上がるなら日経レバを
・米国から日本に資金シフトか注視

 今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

※当ブログでは個別銘柄についての記載がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。