記載銘柄:日本製鉄 <5401>、JFEホールディングス <5411>
昨年12月のFOMC以降は冬休みということでトレードを休みがちでしたが、1/5(水)からは「東証よ、私は帰ってきた!」という感じのYN-ARKです。今更ですが今年もよろしくお願いいたします。
米国利上げ時期が早まりそう→バリューシフト?
1/6(木)早朝にFOMC議事要旨が開示されてから、日米ともに高PERのハイテク・グロースが売り込まれ、代わりにバリュー株(低PER、低PBR、配当利回りが高いなど)が買われている印象です。
バリュー株といえば鉄鋼
前回記事で取り上げた日本製鉄などの鉄鋼関連もバリュー株という位置付けになります。鉄鋼銘柄の本日1/7(金)時点での指標を確認しておきます。
日本製鉄
・PER=3.51
・PBR=0.59
・予想配当利回り=8.16%
JFEホールディングス
・PER=3.66
・PBR=0.50
・予想配当利回り=7.79%
業種によってもPERの目安は異なるので一概に割安とは言えない面もありますが、東証1部全銘柄のPER=15程度、PBR=1.3程度と比較すると割安感があります。なんといっても配当利回りが7〜8%と高いことが魅力だと思います。
FOMC議事要旨開示後となる1/6(木)の東京市場では日経平均-844.29円(-2.88%)という大きな下げとなりましたが、日本製鉄やJFEホールディングスはわずかながらも前日比プラスという値動きでした。本日1/7(金)も日経平均は-9.31円(-0.03%)に対して日本製鉄は+3.14%、JFEホールディングスは+3.41%と強めの値動きとなっています。続いて、チャートで株価位置を見てみます。
株価チャート
まずは12/7(火)付の前回記事「日本製鉄、テクニカル指標が好転?」で見た内容と同様の指標をチェックします。
MACD、RSI、モメンタムのコメントは下記書籍を参考にしました。
日本製鉄
1. 日足(MACD、RSI、モメンタム)
MACD:MACDラインがシグナルラインより速く上昇し、ヒストグラム上昇
これは買い勢力が増しつつあることを意味します。
また、MACDヒストグラムの傾きと値動きの傾きは同じ(上き)でありトレンドが発生しているように見えます。上昇トレンドの終わりを示唆するMACDのデッドクロスが発生しないか注目していきたいと思います。
RSI:買われ過ぎ水準とされる70を超えている
強い上昇トレンド発生時は70を超えて100張り付きということもあります。上記「投資苑」によれば、RSIは70が買われ過ぎの目安と言われますが、70超えが天井を示すわけではありません。RSIがピークを迎えて下落すると天井を示す、とあります。
RSI単体での判断ではなく、他指標も合わせて上昇トレンドと見なすことができるかがポイントのように思います。
モメンタム:上昇中
モメンタムの上昇は、上げが加速していることを示します。今後モメンタムが価格に先行してダレてこないか注目したいと思います。
2. 日足(移動平均、ボリンジャーバンド)
続いて、移動平均線(5日、25日、75日)とボリンジャーバンド(25日移動平均、±3σ)を示します。
株価は勢いよく上昇しているものの、+3σの範囲にあります。
5日線が25日線を上抜いたゴールデンクロスになっています。株価は75日線の上にあり、目立った抵抗線は見られません。
75日線が下向きですが、これが上向きになるまで上昇継続できるか注目してみたいです。
JFEホールディングス
テクニカル指標など、ほぼ日本製鉄と同様なのでコメントは省いてチャートのみ掲載とします。
1. 日足(MACD、RSI、モメンタム)
2. 日足(移動平均、ボリンジャーバンド)
まとめ
・バリューシフトで鉄鋼買われる?
・日本製鉄、JFEは配当利回り高い
・チャートは反転開始、どこまで伸びるかテクニカル指標をチェック
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
※当ブログでは個別銘柄についての記載がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。