記載銘柄:信越化学<4063>、フェローテック<6890>、JSR<4185>、住友ベークライト<4203>、アドバンテスト<6857>、イビデン<4062>
上値余地を探すスクリーニング
前回記事(3/16)にて、好業績でも上値余地ありそうな銘柄を狙いたい旨を記載しましたが、現時点での日足チャートと先日発売になった四季報プロ500の中から、自分なりに期待したい銘柄をピックアップしてみました。なお、どれも自分に馴染みのあった半導体関連銘柄です。
今回の選定にあたってのコンセプトは下記です。
・株価反転、または兆しありそう
・上昇転換後も上値余地がありそう
・割高感がない
これを落とし込んだスクリーニング条件として下記を設定しました。
スクリーニング条件
・MACD、RSI、モメンタムに
買いシグナル
※Option:5日-25日移動平均線が
ゴールデンクロス(GC)していれば
なお良し(GCしていなくてもOK)
・25日移動平均線の乖離率が
0〜10%(0〜5%ならなお良し)
・PER=20以下
ただし、四季報プロ500の
「大化け期待」は対象外
ということで、今回は下記表にある銘柄を見ていこうと思います。表中の判定結果及び数値は3/18(金)終値ベースです。
なお、MACD、RSI、モメンタムの買いシグナルは下記書籍を参考にして以下のように設定しています。
・MACD:0ライン下でGC
・RSI:50上抜き or 30上抜き
・モメンタム:0ライン上抜き
信越化学
チャートは日足で5日、25日、75日移動平均線と、MACD、RSI、モメンタムを示しています。以降の銘柄も表示内容は同様です。
5-25日線がGCして株価反転感がありつつ、25日線の乖離率=3.86%と上値余地ありそうに思います。四季報プロ500によれば大化け期待銘柄ですがPER=15.12と割安感ありそうです。
フェローテック
市場再編で、プライム市場を目指すのではと期待されていてもスタンダード市場を選んだり、直近の増資などで高値から大きく下げています。ここも大化け期待銘柄になっていますがPER=4.85と割安感がありそうに思います。
JSR
PER=21.47ですが、合成ゴム事業売却して構造改革が進み大化け期待銘柄となっています。EUV用レジストの成長にも期待したいと思います。前回の3Q決算にて通期業績修正をしていないので、このあとの本決算にて上方修正があるか注目しています。
住友ベークライト
半導体製品の封止材(黒い樹脂)でシェア首位です。先日の三井ハイテック決算みるとリードフレーム(半導体製品の内部配線、電極)が好調だったので、それに伴って必要な半導体部材も好調なのでは?と考えて期待しています。PER=11.97と割安感もありますしチャートも上昇余地ありそうです。
アドバンテスト
半導体テスターのメーカーです。チャートは上値余地ありそうですが、大化け期待でなくPER=19.31と割高感は無いとはいえ割安感も無い印象です。どちらかというとテスターや製造装置関連より部材(シリコンウェハ、レジスト、リードフレーム、封止材)の方が無難なような気もします。メーカーは先に製造装置やテスターを手配するので、業績、株価は半導体部材関連よりも先行しそうな気がします。
イビデン
半導体パッケージを手掛けて、インテル向けが多いです。インテルも生産能力拡大しているので期待できそうに思います。また、植物肉生産も手掛けて、大化け期待銘柄になっています。
四季報プロ500が読みやすい
四季報プロ500は、週足チャートでのコメントがあったり、業績予想や割安度など総合的に銘柄評価がされています。銘柄数も500と絞られて更に本命:50、期待:200、注目:250とランク付けもされています。かなり読みやすい内容だと思いますので、株式投資に興味あるけど四季報はちょっと…という方々におすすめです。
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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