日銀が動きそう?銀行株について行くか、半導体関連株の見直し狙うか

記載銘柄:三菱UFJ、東京エレクトロン、ソニーG

利上げ警戒?日経平均は下げたけど…

12/20(火)に日銀がYCC幅を修正、事実上の利上げということで最近は銀行株が大きく上げています。次回の日銀金融政策決定会合の結果は1/18(水)昼頃にわかる予定ですが、一部報道では「マイナス金利政策の副作用を点検する」と出ており、数ヶ月後にはYCC撤廃するのでは?という思惑がある様です。

12/20(火)の発表はサプライズでしたが、今回は色々と織り込んできているように思います。1/13(金)の日経平均は-330円でした。ただし、前回記事でも取り上げた東京エレクトロンなどの半導体製造装置関連、また銀行関連は大きめに上げました。

・東京エレクトロン +3.04%
・三菱UFJ +2.46%

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1/15(日)現在の日経平均CFDは更に-283円と大きめに下げています。米国市場が小幅高でしたので、日本特有の下げとなると、その原因は利上げの思惑だと考えるのが妥当かと思います。ということは、銀行株の上げは継続するのでしょうか?

ということで、まだまだ銀行株について行けるか?それとも前回記事のように半導体関連の見直し買いを狙うのか、考えてみました。

 

銀行株 チャート

メガバン筆頭であり売買代金も上位の三菱UFJの株価チャートを月足で見てみます。60ヶ月移動平均線と、その乖離率を下段に示しています。

60ヶ月移動平均線との乖離率が大きくなっており、2015年の水準まで迫っています。過熱感がありそうな印象です。

 

半導体関連株 チャート

半導体関連株の代表格、東京エレクトロンの月足です。

2022年に60ヶ月移動平均線との乖離率が縮小して2015年、2018年水準まで近づいています。現在は株価上昇に伴い再び乖離率が大きくなりそうに見えます。

 

銀行株の過熱感を警戒

前回の日銀金融政策決定会合以来、値を上げている銀行ですが、チャート的には過熱感を警戒したいと考えています。次回会合でYCC撤廃の方針など出た場合でも、織り込みは進んでいるかもしれません。個人的には銀行株はデイトレのみとしており、前場でも一旦は手仕舞うようにしています。昼休み挟むと連続性がないので。

 

半導体関連はサイクル的に底堅そう

3〜4年ごとに訪れるシリコンサイクルの谷間にありそうということもあり、高値感はなさそうな印象です。TSMCやマイクロン・テクノロジーなどが口を揃えて年後半には需給回復という見通しも出しており、ここから株価に織り込まれていく気もします。

 

金融、半導体ともに手がけるソニーG

更なる事実上の利上げがあった場合、金融株が長期的に上がるかもしれません。また、半導体もサイクルの谷を抜けて上昇あるかもしれません。ということで、金融も半導体も手がけるソニーGがどうなるのか注目しています。月足チャート的には半導体などと同様の印象です。

 

まとめ

・銀行は伸びるかもしれないが、まずは過熱感を警戒したい

・半導体は下げても底堅そう

・ソニーGのような金融と半導体を手がける銘柄の動きに注目

銀行の過熱感を警戒し過ぎて、海運みたいにグイグイ上がる展開もあるかもしれませんが、下げを食らわないことを優先したいと考えています。

 

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

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