SOX指数に対して東京エレクトロンが下げ気味！SQ通過で反転ある？

記載内容：東京エレクトロン、SOX指数

SQ前に大荒れ！

「メジャーSQ前の水曜日は荒れる」なんてよく言われますが(最近はそうでない印象でしたが)、その6/7(水)の日経平均は高値32,708円から安値31,913円という荒れ模様で、翌6/8(木)は日経平均31,420円まで下げる場面がありました。日経平均の構成率がファーストリテイリングに次いで高い東京エレクトロンも、この二日間で下落しています。先週記事で半導体関連の下落を警戒していましたが、結構大きめに下げてきました。

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一方で米国市場のSOX指数は6/7(水)に-0.32%、6/8(木)は+1.07%となっており、普段は相関性が高い両者の動きが異なる印象でした。

東京エレクトロン
チャートは日足で、5日と25日移動平均線、下段には25日移動平均線との乖離率、MACDを示しています。

SOX指数
表示内容は東エレ同様です。

SOXと東エレの相関が戻る？

メジャーSQ前の二日間は日経平均の上下の逆指値を狩っていたような…32,500円超えたり31,500円割ったりと…そんな気もします。つまり、この動きはSQに向けての特殊要因であり日経平均構成率の高い東京エレクトロンもその影響を受けていた、と。

仮にそうだとすると、SQ通過したことで再びSOX指数と東京エレクトロンの相関性が強まるのではないか？と考えています。

基準日：5/11(木)として、およそ直近1ヶ月のSOX指数(SOX 青色)と東京エレクトロンの株価(8035 オレンジ色)をラインチャートで比較してみます。下段はドル円を示しています。

この数日でドル円が大きく動いたという訳でもないのに、東京エレクトロンがSOXに対して大きめに下げています。これが前述のメジャーSQに向けた特殊要因だったのであれば、ここからSOX指数の動きに近づくのかな？と注目しています。

東エレの過熱感は取れてきた？

東京エレクトロンがSOX指数に合わせて再び上がるということが直ちに見られなくても、なんにせよ過熱感は取れてきたように思えるので再度上昇できるか気になるところです。前述の日足チャートを再び見て見ると、25日移動平均線にかなり近づく場面もあり乖離率は小さくなりました。MACDがデッドクロスしていますが、ここからヒストグラムが縮まり始めるのか注目しています。

月足(縦軸は対数)で見ると、TradingViewでのMACDロングエントリーシグナル(MacdLE)は出てはいませんがゴールデンクロスになり始めていることですし、長期で構えていれば目先は気にしなくても良さそうにも思いますが。