記載銘柄:信越化学<4063>、フェローテック<6890>、JSR<4185>、住友ベークライト<4203>、アドバンテスト<6857>、イビデン<4062>
地合い良く株価上昇
先週の日本株は大きく上げて、日経平均は1週間で+4.9%、9連騰となっています。地合いの良さってことでしょうが、前回記事で取り上げた銘柄も下記のように上昇しました。信越化学が日経平均の上昇率をわずかに下回りましたが、注目銘柄は高パフォーマンスだったと思います。
まだ上がる?テクニカル指標確認
こうなると、この上昇はまだ続くのか?もう利確した方が良いのか?なんて気になってくると思います。ということで、テクニカル指標などから上昇トレンドの継続性について考えてみましたが、総じて強気継続で良いかなと思いました。以下、そのチェック項目と内容についてです。
MACD
・MACDヒストグラム上昇中か
上昇トレンド継続しているのか
RSI
・50を割り込んでいないか
モメンタム
・0を割り込んでいないか
ボリンジャーバンド(BB)
・+2σラインに沿った上昇あるか
強い上昇トレンド発生しているか
2σに近い方が強いトレンドと判定
移動平均線乖離率
・5日線+10%以内
・25日線+15%以内がベース
※ただし上限は各銘柄ごとに設定
※5日移動平均から10%以上、25日移動平均から15〜20%以上乖離すると移動平均線に近づこうとするなんて言われますが、銘柄によってどこまで乖離するか異なります。従って杓子定規でこの範囲内と決まらないので、25日移動平均乖離率は15%以内であることをベースとしつつ21年9月の最も乖離率が高い数字以下ならNGにはならないとしました。結果を表にすると下記となります。
フェローテックの25日移動平均乖離率が+16.68%と15%以上となっています。ただし、この銘柄は21年9月には+26.4%まで買われているので、高めではあるものの許容範囲内と考えました。
次に各銘柄のチャートを見てみます。
信越化学
5日移動平均線、ボリンジャーバンド(25日移動平均線、±1σ、±2σ)、オシレーターはMACD、RSI、モメンタム(Mom)を示しています。以降の銘柄も同様の表示内容です。
モメンタムが大きめにダレていますが、これは10日前の終値が11日前に比べて急騰した影響なのであまり気にしていません。
「モメンタム=直近終値 - X日前の終値」という計算で、パラメータ:Xとして10日を使っています。10日前は大きくギャップアップした日なので、3/25(金)の値上がりも同様に大きく無いかぎりモメンタムは下がることになります。
フェローテック
25日移動平均との乖離率は16.68%と大きめですが、この銘柄は乖離率が大きめになる傾向があるので、過熱感はそれほど無いと考えています。
JSR
長く続いた25日移動平均線の下落が終わり、ここから上昇トレンドになる期待が持てそうなチャートと思います。ここからBB +2σに沿った上昇になるか注目しています。
住友ベークライト
25日移動平均との乖離率も高く無く、更に上昇するか注目しています。
アドバンテスト
ここも、25日移動平均との乖離率も高く無く、更に上昇するか注目しています。
イビデン
25日移動平均との乖離率が高めですが、バンドが広がり始めており+2σに沿った上昇になるか注目しています。
まとめ
前述の銘柄について、現在のところは強気継続で良いかな?と思っています。
それぞれ3月配当もありますし、配当再投資もあるでしょう。4/1(金)は投信買い需要で月初高もあるかな?なんてちょっと気楽に構えています。ただし外部要因はまったく改善していないので、ニュースはウォッチしていきたいと思います。
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
※当ブログでは個別銘柄についての記載がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。