SOX指数は底堅い?でも日本株は利上げ警戒で年末どうなることやら…

SOX指数が底堅い?

SOX指数が200日移動平均線を割り込んだと話題になりましたが、このあたりが底堅いのか注目しています。下図はSOX指数の日足で、200日移動平均線とその乖離率(下段)を示しています。なお200日移動平均線は上昇傾向なら青色、下落傾向なら赤色で表示しています。

去年11月、今年の8月と9月にも200日移動平均線を割っていますが、その乖離率が-5%にもならないところ(下段MA Deviationの紫色ライン)で反発しました。直近で乖離率が大きめにマイナスとなったのは11/27(水)が挙げられます。この日は場中では結構下げましたが、終値では-3.6%程度となりました。200日移動平均線が上向きでいられるなら、乖離率-5%もいかないところでの反発を期待してみたいです。

では200日移動平均線が上向きなら、という前提が崩れて下向きになるリスクがどの程度なのか?過去に下向きに転換したときのことを考えてみます。2018年後半、2022年は200日移動平均線が下向きになる年でした。この年は下図に示す300mmウェハ用装置の投資額の「変化率」が前年比で大きく下がっています。現時点では2025年の変化率は大きめに伸びる見込みなので、2018年、2022年の再来にはなりにくいのかな?と思っています。

 

対中規制が思ったより緩い?

想定よりも半導体製造装置の対中規制が緩くなりそうと11/28(木)にBloombregが記事を出しました。「関係者によると、この追加措置は早ければ来週にも発表される可能性がある。」だそうですが…。ニュースは日本市場が開いている時間に流れて、東京エレクトロン、SCREEN、KOKUSAIなどの前工程製造装置銘柄が大きく値を上げました。KOKUSAIはニュース直後にストップ高まで上げたので、ショート勢が大変な目にあったのかもしれません。半導体関連が上がってくれるのは良いのですが…米国の感謝祭直前に、ソースも内容も曖昧な記事なので…?

 

 

日本株は利上げ警戒?

12/19(木)の日銀金融政策決定会合での利上を警戒されているように思います。7月末の利上げはインパクトが大きく、後の令和のブラックマンデーに繋がったという見方もあるので、12月も利上げがあったら波乱あるかもしれません。今回はある程度織り込まれているでしょうから、逆に利上げがなかったら銀行関連とかにネガティブになったりするのでしょうか。

12/17(火)〜18(水)とFOMCがありますし、為替次第で利上げ有無は変わりそう?と流動的な様子なので、事前に予想するというよりも流れに乗っていくしかないのかなと思います。

ということで、12月はポジション控えめで早めに年末年始のお休みモードでも良いかなと思っています。今年は8月にのんびりできなかったので、年末は趣味や家族との時間を大切にしようかなと。

 

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

 

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