記載銘柄:日本製鉄 <5401>、JFEホールディングス <5411>、神戸製鋼所 <5406>
日本製鉄が12/27(月)以来の下落
ここのところ値を上げていた日本製鉄ですが、本日は前日比マイナスとなりました。マイナスとなるのは12/27(月)以来のことです。なお、JFEホールディングス、神戸製鋼所は1/14(金)からの続落となっています。
以前の記事のまとめで「チャートは反転開始、どこまで伸びるかテクニカル指標をチェック」と記載しましたが、今回は鉄鋼関連のチャートをチェックしてみます。
チャート確認
(1) 日本製鉄
本日1/17(月)のローソク足は上ヒゲ陰線です。9月の窓(ギャップ)を埋めるくらいまで上がりましたが、そこから下げて終わっています。テクニカル指標は天井を思わすような形になっていますが、ひとまず今日1日の下げによるものです。
・MACD:ヒストグラムが短くなった
・RSI:70以上でピーク形成?
・モメンタム:下げてきて、ピークとなるか?
ただ、以下に示すJFEホールディングス、神戸製鋼所のチャートをみると、日本製鉄もこれらに続くかも?と思ってしまいます。
(2) JFEホールディングス・MACD:ヒストグラムが短くなった
・RSI:70を下抜けそう
・モメンタム:下げてきて、ピークとなるか?
RSI=70まで下がり、今にも下抜けそうです。下記書籍によると、RSIが70を超えてから70を下抜けると売りシグナルとされます。
(3) 神戸製鋼所・MACD:ヒストグラムが2日連続で短くなった
・RSI:70を下抜け
・モメンタム:下げてきて、ピークとなるか?
RSIが70を下抜けて売りシグナルが発生しています。先の書籍を参考にすると、ここからMACDがデッドクロスしたり、モメンタムが0ラインを下抜くと更に売りシグナルが出ることになります。
やれやれ売りで株価重い?
チャートをみると、3銘柄とも窓を埋めたところで押し返されているように見えます。買った後に株価が下落して、その後に買値まで回復したので「やれやれだぜ」という気持ちでの売り、やれやれ売りでの株価停滞かもしれません。明日1/18(火)引け後に示される信用倍率(信用買い/信用売り 比率)が下がっているのかチェックしてみたいと思います。
バリューシフトの巻き戻しに注意
下落の時に開けた窓を、株価回復時に止まらずに埋めたなら「窓埋めは買い」かもしれませんが、窓を埋めるくらいのところで株価が止まると「窓埋めは売り」になるかもしれませんし、どうにも方向性がよく見えない状態だと思います。
これから決算シーズンなので決算プレイに巻き込まれないために一旦は利確しておくのも良いかと思います。更に上がるようなら再度インすれば良いという考えで。
また、昨日の記事では半導体関連が買われる流れがありそうと書いたのですが、バリューから他セクターに資金が流れる「バリューシフトの巻き戻し」が起こるのか注意したいと思っています。
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
※当ブログでは個別銘柄についての記載がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。