記載銘柄:ANAホールディングス<9202>、日本航空<9201>、東日本旅客鉄道<9020>、エイチ・アイ・エス<9603>
アフターコロナ銘柄が物色された
6/2(水)の東京市場では、アフターコロナ銘柄が大きく買われました。日経平均は+0.46%だったものの、アフターコロナ銘柄として本ブログで挙げている銘柄達の株価は前日比で下記となっています。
・ANA +3.19%
・日本航空 +3.46%
・東日本旅客鉄道 +6.03%
・エイチ・アイ・エス +5.35%
その他、過去記事に記載したアフターコロナ銘柄達もほとんどが上昇しました。ワクチン接種率が上がることで、アフターコロナ銘柄の株価も上がっていくように思います。
ワクチン接種状況
ワクチン接種が進んでいる英国では、6/1(火)の新型コロナ ウィルスによる死者数がゼロであったとのニュースがありました。人口の58%が1回目の接種率を受けている状況で、人々は外出を楽しんでいるとのことです。ワクチン接種が進んでいる国々の様子は、これからワクチン接種が進む日本の先行モデルとして参考になると考えます。
日本のワクチン接種率は現状で7.7%だそうですが、ここから急速に接種率が上がるのではないでしょうか。私の両親も7月中旬には2回接種が終わりますし、墨田区は既に16〜64歳の全区民に接種権を発送済みとのことです。夏休みに海外旅行というのは無理でしょうが、年末には可能かも知れません。
チャート確認
1日で大きく株価を上げた銘柄もありますが、現状の株価位置はどうなっているでしょうか?チャートを確認してみます。以下、各銘柄の日足チャートです。ボリンジャーバンド(25日移動平均、±3σ)と、RSI、モメンタム(Mom)を示しました。
ボリンジャーバンドについての説明は下記書籍がわかりやすいと思います。
また、RSIについては下記がわかりやすく説明されています。MACDについても説明があります。
モメンタムの活用方法は下記書籍を参考にしています(この書籍は多くのテクニカル指標が載っています)。また、各テクニカル指標の売買サインについても下記書籍の内容に基づいて記載しています。
ANAホールディングス
ボリンジャーバンド:25日線が上向き始め上昇基調ですが、+3σには至ってはいません。
RSI:RSI=68と、買われすぎ水準の70に接近しています。ただし上昇トレンド発生時にはRSIは70を超えて上昇し続けることがあります。
モメンタム:0ラインを上抜けて上昇基調に見えます。
その他、2,800円を超えたあたりで何度か跳ね返されているのでここを上抜けられるかがポイントになりそうです。既に買いサインは発生していますので売りサインをいくつか考えてみます。
売りサインの例
・RSIが50を下抜ける
・RSIが70を超えた場合は、70を下抜けるタイミング
・モメンタムが0ラインを下抜ける
日本航空
・ボリンジャーバンド:25日線が上向き始め上昇基調ですが、+3σには至ってはいません。
・RSI:RSI=74.5と、買われすぎ水準の70を超えています。ただし上昇トレンド発生時にはRSIは70を超えて上昇し続けることがあります。
・モメンタム:0ラインを上抜けて上昇基調に見えます。
直近高値を抜けて上昇できるか注目です。既に買いサインは発生していますので、売りサインをいくつか考えてみます。
売りサインの例
・RSIが70を下抜ける
・モメンタムが0ラインを下抜ける
東日本旅客鉄道
・ボリンジャーバンド:25日線が上向き始め、+3σを超えています。上昇し過ぎのようです。
・RSI:RSI=65.2と、買われすぎ水準の70に接近しています。ただし上昇トレンド発生時にはRSIは70を超えて上昇し続けることがあります。
・モメンタム:0ラインを上抜けて上昇基調に見えます。
1日で株価+6.03%と大きく上げたので終値で+3σを超えました。これは2/8(月)振りです。2/8(月)以降の株価を参考にすると、ここから少し株価は揉み合うかもしれません。上昇継続できるのか注目です。売りサインをいくつか考えてみます。
売りサインの例
・+3σを超える(本日発生済み)
・RSIが50を下抜ける
・RSIが70を超えた場合は、70を下抜けるタイミング
・モメンタムが0ラインを下抜ける
エイチ・アイ・エス
・ボリンジャーバンド:25日線が上向き始め上昇基調ですが、+3σには至ってはいません。
・RSI:RSI=65.8と、買われすぎ水準の70に接近しています。ただし上昇トレンド発生時にはRSIは70を超えて上昇し続けることがあります。
・モメンタム:0ラインを上抜けて上昇基調に見えます。
株価は持ち合いをブレイクアウトして上昇しています。売りサインをいくつか考えてみます。
売りサインの例
・RSIが50を下抜ける
・RSIが70を超えた場合は、70を下抜けるタイミング
・モメンタムが0ラインを下抜ける
売りタイミングについて
各銘柄の売りサイン例をいくつか示しましたが、いくつか株を持っている場合は採用する売りサインを分けて、何回かに分けて売るという時間分散も良いかと思います。また、本記事で示したテクニカル指標以外にも多くの指標がありますので「マーケットのテクニカル分析」などを参考に色々と見てみると良いと思います。
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
※当ブログでは個別銘柄についての記載がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。