日経平均が強い!
日経平均が史上最高値を更新、先物は既に4万円を超えました。米国株価指数もプラスで終わり、週明けの日経平均は現物も4万円超えの期待が高まります。
日経平均ばっかり上がって実態を反映した指数ではない!と良くSNS等で見ますが、言い換えれば今の環境では日経平均という指数が優秀ということではないかと。
日経平均を指数として買う、またはより高いパフォーマンスを目指して日経平均を引っ張る銘柄を買う、というシンプルな戦略が功を奏したと思います。
なお、日経平均の構成率上位は以下となります。
日経平均 (構成率)
1位 ファーストリテイリング (11.11%)
2位 東京エレクトロン (9.61%)
3位 アドバンテスト(4.75%)
日経平均の構成率が基準日に10%超えていると調整対象になることには注意したいと思います。
日経平均ウェートキャップの話
2024年7月末(予定)に日経平均の構成率が10%を上回ると「キャップ調整比率」として0.9を掛けられるそうです。つまり、日経平均の構成率が下がることになります。そうするとパッシブ連動資金によるリバランスの売りが出るということで、対象銘柄は値下がりが懸念されているようです。
まだ数ヶ月先のことですが、ファーストリテイリングは既に10%を超えています。東京エレクトロンも9.61%と10%に迫ってきました。
構成率上位だから値を上げるのか
値を上げたから構成率上位なのか
かつて日経平均の御三家(構成率上位)といえばファーストリテイリング、ソフトバンクG、ファナックでした。2位、3位が変わったことを踏まえたら、値を上げた結果として構成率上位になったと考えて良さそうですが…構成率上位が値を上げるのは指数プレイの思惑もあるのかなと。
なんにせよ、構成率上位になる程に勢いがあり、指数プレイで買われる展開があるとするなら、引き続き東京エレクトロン、アドバンテストに注目していきたいと考えます。
ただし、来週は3/8(金)にメジャーSQがあるので通過後に指数の動向に変化があるのか警戒しておきたいです。
やがて出遅れ組にも恩恵が?
過去記事にあるように、東京エレクトロン(前工程製造装置)、アドバンテスト(テスト装置)については長期的に強気(月足MACDがDCまで強気)スタンスです。
ただし直近の急騰で利益確定やリバランスの売りもあるかと考えています。そうなったとき、半導体関連の出遅れ銘柄に資金が向かったりしないかな?と思い、出遅れ気味の銘柄もウォッチしています。
半導体銘柄といっても装置関連は好調ですが、半導体材料関連などは先の不況影響が残り株価は低調な銘柄もあります。
2024年2月12日の記事でもピックアップしていたSUMCO、三菱ケミカルグループを見ておきます。
SUMCO
シリコンウェハ在庫が捌けるのがそろそろだと期待しています。以前の記事同様に月足で見ると、上値余地がありそうな気もします。
・月足、MACDを表示
三菱ケミカルグループ
半導体銘柄というより化学銘柄ですが、レジスト材料に注目しています。レジスト材料も直近は不調でしたが、先々は回復見込みとしている企業が多い印象です(大阪有機化学、東京応化など)。また、ここは配当利回りが3.72%と高いのも魅力と考えています。総合商社、銀行は株価上昇で高配当という印象も薄れてきましたし。なお、以前の記事で日足に引いてみたレジスタンスラインは割っていません。
・日足、MACDを表示
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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