記載内容:ダウ平均、S&P500、NASDAQ総合、SOX
米国の利上げで株価は下落基調
「前回記事で米国市場は荒れそう、FOMC後の6/17(金)くらいまで様子見」と書きましたが、まさにダウ平均など米国主要株価指数は6/17(金)まで大きめに下げました。JPモルガン・チェースによると過去1週間の株式売却は2020年9月以来の2年振りの規模で、強気だった個人投資家が降参したとの見方だそうです。
6/17(金)以降、現在6/24(金)までは主要株価指数は上昇しています。米国個人投資家の投げが潮目となって短期的に上昇あるか?またサマーラリーでの株価上昇があるのか?気に留めておきたいと思います。
ただし、どの株価指数も週足では下落トレンドであり特に転換ポイントは見えていないことは認識しておきたいところです。
以下では日足で短期的な動きを見てみます。
ダウ平均株価
テクニカル指標としては前回記事で示したパラボリックと、スローストキャスティクスとその売買シグナル(StochLE:買いシグナル、StochSE:売りシグナル)を示しました。以下の他指数も同様の表示です。
・6/17(金) ストキャス買いシグナル
・6/24(金) パラボリック陽転直前
(株価が上のSARに当たると陽転)
パラボリック陽転して、上昇が続けられるのか注目しています。
S&P500指数
・6/17(金) ストキャス買いシグナル
・6/24(金) パラボリック陽転直前
(株価が上のSARに当たると陽転)
パラボリック陽転して、上昇が続けられるのか注目しています。
NASDAQ総合指数
・6/17(金) ストキャス買いシグナル
・6/24(金) パラボリック陽転
NASDAQは既にパラボリック陽転しています。ここから上昇続けられるのか注目しています。
SOX(フィラデルフィア半導体指数)
・6/17(金) ストキャス買いシグナル
・6/24(金) パラボリック陽転まで遠め
ここから上昇あるなら目先上値余地が大きいかもしれません。なお、SOX指数に連動するETFとしては下記があります。
・SMH:半導体株ETF
・SOXL:半導体株ブル3倍 ETF
リセッションの可能性をよく聞くけど…
ピーター・リンチ氏の書籍に、リセッションについての興味深い記述があります。
リセッションとは事前にわかるものではなく手遅れになってからわかるもの。
1981年7月〜1982年11月の米国不況(インフレ率15%)のとき、10人中8人の投資家が1930年代のような不況(当時のダウ平均は90%下落)になると言い始めたとたんに株式市場は復讐するかのように反発した。
今後、どのくらい先のことかわかりませんが誰もがリセッションになると言い出したところが底になりそうな気がします。
コロナショック大暴落のときも、二番底が来る!と相場解説者が警告してくれたり、個人のSNSでも二番底待ちというコメントを多く見ましたが、結果的に二番底は無いようなものでした。皆が認知できる内容は、大抵は既に織り込み済みとなるようです。
そもそも、誰も予想できないからリセッションになるのでは…?
まとめ
・目先は上昇あるか注目
・サマーラリーあるか気に留めておく
・まだ長期的なトレンド転換は見えていない
→ 短期的なリバウンド取りが良いかも
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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