半導体部材銘柄に注目!TSMC決算良好、解散総選挙で地合い良くなる?

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記載銘柄:SUMCO <3436>、信越化学 <4063>、東京応化工業 <4186>

本日は台湾の世界最大半導体ファウンドリであるTSMCの3Q決算発表があり、好業績といえる内容でした。多くの半導体製品が生産されたということは、半導体部材を手がける銘柄も7-9月期は好業績だったかもという思惑で注目銘柄をピックアップしてみました。

また本日は衆議院が解散となりましたが、衆議院解散の前日から投票日前日まで日経平均が上がるというアノマリーがあります。地合い良化に期待して、テクニカル指標をベースにするものの少し早仕込み気味の内容で攻めてみたいと思います。

 

TSMCの決算が好調

TSMCの売上は毎月10日(休日の場合は前営業日)に公表されるので、売上が高水準であることは既知でしたが下記となりました。

・売上高:148.8億米ドル
 (前年比+22.6%)

・純利益:1563億台湾ドル
 (予想:1490億台湾ドル)

・2021年売上は24%の増加見込み
 (従来は+20%)

・来年末まで生産能力はタイト

売上が大きく伸びており、半導体製品を作るための部材の売れ行きも7-9月期好調だったのではないかと思います。また、今後も生産能力タイトということで引き続き半導体部材の高い需要に期待できそうです。

 

注目銘柄の選定

上記を踏まえて、まずは以下の条件で銘柄を考えてみました。
(1) 半導体部材(ウェハ、レジスト等)
(2) テクニカル指標で上昇期待

テクニカル指標と買いシグナル
・MACD:0ライン下でゴールデンクロス(GC)
・RSI:30以下から30上抜き
    または 50上抜き
・モメンタム:0ライン上抜き

テクニカルでの選定基準
・上記の買いシグナルが1つ以上発生
・その他のシグナルも発生する見込みがありそう
※見込み有無はシグナル方向に向かっているか主観的に判断

これらの買いシグナルは下記書籍を参考にしました。


各銘柄のテクニカル指標を判定した結果は○△×で示しました。以下、銘柄ごとに見ていきます。
○:買いシグナル発生済み
△ :シグナル未発生だが見込みあり?
× :シグナル発生まで時間かかりそう

 

SUMCO

決算予定:11/4(木)
9/30(木)に公募増資の発表があり株価低迷していました。公募価格は10/12(火)引け後に2,097円と決定されました。公募価格決定したので、ここから上を目指しやすいかもしれません。

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△ MACD:0ライン下でGC
○ RSI:30以下から30上抜き
△ モメンタム:0ライン上抜き

 

信越化学

決算予定:10/27(水)
原油高で半導体部材以外の化成品が製造コスト上昇、利益を圧迫している懸念があります。またシリコンウェハの増産投資についての情報が出ていないため、これから設備投資の話がでないか注目です。

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△ MACD:0ライン下でGC
○ RSI:50上抜き
○ モメンタム:0ライン上抜き

 

東京応化工業

決算予定:11/11(木)
フォトレジストのシェアが世界首位級です。会社側の想定為替レート:1$=105円と円高気味の設定で、7〜9月実績:1$=110円程度に対してマージンあります。決算日の1週間程度前に業績予想修正をリリースしてくることがあります。また、自社株買い実施中です(期間:2021/8/6〜2021/12/23)。

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△ MACD:0ライン下でGC
○ RSI:30以下から30上抜き
 ※50上抜きも発生しそう
△ モメンタム:0ライン上抜き

解散総選挙効果での地合い良化を期待しての早仕込みというコンセプトで、テクニカル指標の買いシグナルが出揃う前の銘柄をピックアップしてみました。明日以降の値動きに注目してみたいと思います。

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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