12月のFOMC、無難にいけそう?
12/1(金)発表のISM製造業景況指数は予想より低く、またパウエル議長コメントがあまりタカ派でないということもあってなのか、12/1(金)の米国は株高、金利低下となりました。もう12月FOMCで利上げとなる雰囲気でもなさそうなので、先週は12月は様子見しようと書きましたが、少し強気でいこうかと思います。前工程製造装置など半導体関連に勢いがありますが、今回は半導体関連の中でも比較的出遅れっぽい銘柄をテクニカル面で探してみました。
SUMCO
シリコンウェハのメーカーです。月足を見てみると、TradingViewのMACD買いシグナル(MacdLE+2)が7月に発生してから11月、12月(まだ1営業日ですが)とヒストグラムを伸ばしています。シリコンウェハで競合する信越化学はかなり値を伸ばしていますが、同様に上昇できるのか?注目しています。
アドバンテスト
半導体テスターで世界首位のメーカーです。日足を見てみると、25日移動平均線と75日移動平均線がゴールデンクロスになり始めたところです。TradingViewのMA Crossで十字マークが出ているのがわかります。そろそろ後工程関連も物色されるのかという意味でも注目しています。
大阪有機化学
半導体製品の製造時に用いるフォトレジストの原料などを手掛けます。週足を見るとグランビルの法則でいうところの買い②くらい?という印象を持ちました。グランビルの法則と完全一致しているわけではありませんが、考え方からは近いのかな、と。
26週移動平均が上向きになり株価が移動平均線より上
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移動平均線との乖離率が大きくなり
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移動平均線に近づいたところ
12/1(金)は東洋合成、トリケミカルが大幅高しているので、レジスト原料関連として物色が広がってくるのか気になるところです。
三井ハイテック
半導体製品に用いるリードフレームなどを手掛けます。週足を見るとRSIが30割れ→30超えまで戻したところで、TradingViewのRSI買いシグナル(RsiLE+2)が出ています。これはコロナショック以来で、久しぶりのシグナルです。
12/13には3Q決算発表があります。個人的にここは決算後の値動きが激しい難易度高めな銘柄というイメージがあるのですが今回はどう動くでしょうか。決算資料からリードフレームの状況などについて確認して、パッケージ関連(イビデンや新光電気)の売買をどうするかの参考にしたいと考えています。
長期的には前工程部材、後工程関連とも強気
半導体工場の建設ラッシュが続き、既に東京エレクトロンやSCREENなどの前工程製造装置銘柄の株価は大きく上げています。工場が増えて生産能力が上がることから、シリコンウェハ、レジスト、テスター、パッケージ関連も将来的に伸びると考えますが、前工程製造装置とのタイムラグがどのくらいになるのかわかりにくいところがあるので、長期目線で上がる前に少しづつ買っておきたいと考えています。「買いは少しづつ」ということで。
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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