記載銘柄:くら寿司 <2695>
6/9(水)に、くら寿司の2021年10月期2Q(2020年11月〜2021年4月)決算発表がありました。内容を見てみます。
決算概要
・売上高:745.84億円
・経常利益:11.85億円
・通期業績予想:なし
過去記事で予測したように、通期業績予想は今回も開示ありませんでした。
2Q累計売上高は過去最高となっています。経常利益は少なめですが、新型コロナウィルス感染予防対策としての設備投資の他、米国店舗の外食規制による損失が大きかったようです。以下、決算短信のコメント内容を見ていきます
決算短信コメント
今四半期から、日本、北米、アジアにセグメントを分けて業績コメントがあります。
(1) 日本
・スマートくら寿司など感染対策実施
・日本での2Q売上高は過去最高
2度の緊急事態宣言、まん延防止等措置法の適用があったにも関わらず売上は好調だったようです。
(2) 北米
・店舗半数を占めるカリフォルニアで2021年2月まで店内飲食禁止
・経常利益: -10億
・3月以降は経営状況は急速に改善。ワクチン接種率向上に伴い、レストラン営業規制の緩和、解除が進んだため。
今後の米国状況についてコメントがありました。日本もこれからワクチン接種率があがると外食関連の業績は急速に改善していくと考えられます。
(3) アジア
・台湾は新型コロナ影響みられず過去最高売上更新
4月までの内容なので、直近の台湾での感染影響は受けていません。
コメント内容を読むと、総じて2Qが底打ちとなるように思います。感染症対策の投資を一通りやり切ったことと、米国の急速な改善で、ここからは営業利益が上がってくるのではないでしょうか。通期経常利益のコンセンサス:57億円に対してどの程度伸びるのか注目したいと思います。
一部の地域では6/14(月)からまん延防止法の解除があります。緊急事態宣言も解除されたら外食関連は更に売上が伸びるように思います。今後は居酒屋関連も本格的に業績回復が見込めるのではないでしょうか。以下、関連銘柄を確認しておきます。
外食関連銘柄
関連銘柄は下記を参考にしています。
物語コーポ <3097>
FOOD&LIFE CO <3563>
サイゼリア <7581>
王将フード <9936>
ゼンショーHD <7550>
鳥貴族 <3193>
木曽路 <8160>
居酒屋関連
コロワイド <7616>
SFPHD <3198>
大庄 <9979>
チムニー <3178>
ワタミ <7522>
ハブ <3030>
ダイナック <2675>
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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