4/27(火)と4/28(水)に決算発表がある、日米の半導体関連銘柄をピックアップしてみました。各銘柄のコメントは私が考えている見どころです。記載されている日時は全て日本時間となります。
4/27(火) 決算発表銘柄
アドバンテスト <6857>
半導体製品のテスターメーカーです。半導体生産工場の新設や増設の話題が多いので、業績は良いとは思います。株価はPER=33.69まで買われていますが決算発表でどう変化してくるでしょうか。テスター需要が今後も旺盛だという情報が出てきたら競合の米国テスターメーカー、Teradyne <NASDAQ:TER>を物色するのもアリかなと考えています。こちらの株価は2月に高値を付けたあとに少し休んでいる感じです。
イビデン <4062>
Intel向けパッケージを手掛けています。Intelの決算が物足りない感じでしたが、現状は株価に大きな影響はでていないようです。Intelはデータセンター向け売上が-20%でしたが、イビデンのサーバー向けパッケージの売上はどうなっているでしょうか。
新光電気工業 <6967>
リードフレーム、パッケージ関連の大手です。業績予想の上方修正を開示済みなので、既に株価は好決算を織り込んでいるように思います。
富士電機 <6504>
パワー半導体をやっています。EV向け、FA向けが良さそうですが市場の期待も高そうな気がします。
4/28(水) 決算発表銘柄
AMD <NASDAQ:AMD> *AM 5:00
競合Intelの決算内容がイマイチだったので、その分AMDの調子が良いのか注目しています。4/23(金)にIntelが決算発表した内容は下記です。
・PC向け(主にノートPC)が伸びて売上は前年同期比+8%
・データセンター向け売上は前年同期比-20%と大きく落ち込んだ
2021年1-3月期の世界PC出荷台数が前年同期比+55.2%という驚異的な数字を見ると、IntelのPC向け売上+8%というのはそれほど良い数字には見えないと思います。AMDのRyzenがPC向けのシェアを伸ばしているのかどうか気になるポイントです。
また、Intelのデータセンター向け売上が落ちているのが前期の大幅増の反動でデータセンター自体の需要が少なかったのか、それともintelがシェアを落としているのかどうかです。今やアマゾンやグーグルがデータセンター向けCPU作っているので、その影響もあるのでしょうか。AMDのデータセンター向けCPU、EPYCがシェアを拡大したのか見てみたいです。
Texas Instruments <NASDAQ:TXN> *AM 6:00
自動車向けも手がけるので、自動車向け半導体不足がニュースになっている今、売上を伸ばしているのか注目したいところです。
信越化学工業 <4063>
シリコンウェハ(世界首位)、フォトレジストといった半導体関連以外にも、塩ビなど手がける化学メーカーです。最近は中国、台湾系のウェハメーカーがシェアを拡大しつつありますが、信越化学のシリコンウェハは高品質のため用途によっては変わりがないなんてこともあるのでシェアは確保していると思います。これまでの他銘柄の決算情報より半導体関連は伸びていると考えます。
ソニーグループ <6758>
半導体関連銘柄という感じはないのですが、CMOSイメージセンサーなどをやっています。4/20には工場棟を新設した長崎の半導体生産工場で竣工式をしていました。スマートフォンのカメラ向けCMOSイメージセンサーを増産するとのことです。株価は半導体以外のセグメントの方が影響大きいと思いますが、今後のスマートフォン関連銘柄へのヒントとして半導体セグメントの結果に注目しています。
銘柄情報については下記が参考になります。
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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