現在、日本では新型コロナ感染者数が増加しています。暖かくなるころにはコロナ終息するのかなと思っていましたがまだまだです。ワクチン接種も始まったので一刻も早く新規感染者数が減って、いままでの生活に戻って欲しいものです。
株という観点ではコロナ後の業績回復が期待される、いわゆるアフターコロナ銘柄の業績は厳しい展開が続きそうですが、今回はあえてアフターコロナ銘柄に注目してみます。
この記事の記載銘柄は下記です。
日本航空 <9201>
ANAホールディングス <9202>
東日本旅客鉄道 <9020>
エイチ・アイ・エス <9603>
ワクチン接種状況と感染者数
まず、ワクチン接種が進むと新規感染者数は減るのか?ということを確認してみます。ワクチン接種が進んでいるイスラエルと英国の感染者数を先行事例として見てみましょう。
イスラエル
現在の100人あたりのワクチン接種回数は113.8回と、1回以上ワクチン接種しています。
直近1週間での新規感染者数は913人と、ピーク時の週間新規感染者数58,300人に対して2%程度であり、新規感染を抑え込めていると言えそうです。
英国
現在の100人あたりのワクチン接種回数は60.7回です。
直近1週間での新規感染者数は12,931人と、ピーク時の週間新規感染者数413,123人に対して3%程度です。英国も新規感染を抑え込めています。
日本
現在の100人あたりのワクチン接種回数は1.5回です。最近始まったばかりですので少ないです。
日本の直近1週間での新規感染者数は17,342人と、ピーク時の週間新規感染者数41,521人に対して42%程度です。
新規感染者数がピークのときからどの程度新規感染者を抑制できているかという観点だと、日本は厳しい状況です。ただしピーク時の感染者が他の国に比べて少ないというのもありますが。
まとめ
・ワクチン接種が進むと新規感染者数は抑え込めそう
・日本は現状厳しいがワクチン接種が進めば感染者数が減りそう
アフターコロナ銘柄のテクニカル分析
アフターコロナ銘柄は現在業績が悪くて赤字なのは明らかなことなので、業績面での企業分析というよりもチャートのテクニカル分析から売買サインが出ているか探ってみます。
日本航空 <9201>
日足チャートを見てみます。移動平均線は75日線のみ表示(他銘柄も同様)。
提供元:TradingView
3月の直近高値から大きめに下げていますが、75日線が抵抗線になっているように見えるのでここから反発するか注目しています。
チャート最下段にストキャスティクスを示しています。右軸の数字20以下でゴールデンクロスすると買いサイン、80以上でデッドクロスすると売りサインといわれますが、ここでは買いサインが出ているようです。
チャート下段から2番目にはMACDを表示しています。MACDが0より下でゴールデンクロスすると買いサイン、0より上でデッドクロスすると売りサインだと言われます。現状は0より下ですがゴールデンクロスには至っていません。ストキャスティクスとMACDを比較するとわかるのですが、ストキャスティクスの方がより早いタイミングでゴールデンクロスする傾向があります。なのでここからMACDもゴールデンクロスするのか見てみたいです。
ANAホールディングス <9202>
日足チャートですが、日本航空と同業種ということもあって似たような形状です。
提供元:TradingView
直近の下げで75日線をちょっと割りましたが、現状では75日線より上にきました。ここから反発するか注目しています。
ストキャスティクス、MACDは日本航空と同様でストキャスティクスは買いサイン、MACDはここからゴールデンクロスするのかどうかです。
東日本旅客鉄道 <9020>
日足チャートです。
提供元:TradingView
昨年11月に75日線を上回ってからは75日線がサポートラインになっていることがわかります。ここから反発するか注目しています。
ストキャスティクス、MACDは日本航空、ANAと同様でストキャスティクスは買いサイン、MACDはここからゴールデンクロスするのかどうかです。
エイチ・アイ・エス <9603>
日足チャートを見ると、ここのところ三角持ち合いになっています。
提供元:TradingView
ここから上に向かう、三角持ち合い上放れになると買いチャンスと言われます。現状では三角形の頂点付近まで持ち合いが進んでいますが、これだと上放れする勢いがあまり無いのかな?という印象です。上放れするならもうちょと早い段階でするかな?と。現状水準でダラダラすることも考えられます。
ストキャスティクスは20〜80の範囲内で、売買サインというのは出ていないです。
MACDは0ライン付近でゴールデンクロスし始めていて、ヒストグラムはプラスになったところなので、弱い買いサインかなといったとこです。トータル的には様子見してみたいです。
旅行関連というテーマ的にはアフターコロナで需要あるでしょう。私もコロナ終わったら旅行にいきたいです。早くコロナ終わりますように!
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