安いところ買うなら売りもセットのマーケット・ニュートラルで臨んでみたい

ジャクソンホール後に大幅下落

ジャクソンホールでのパウエル氏の発言後、米国株は大きく下げました。9月のFOMCくらいまでの相場を考えると、下落ネタはあるものの上昇ネタは少ないように思います。

週明けは大きく下げて始まりそうですので、日本株は割安感が出そうですが買い向かうのも早いような気もします。ということで、ここはロング・ショートのマーケット・ニュートラル戦略を適用して、上げても下げても利益を狙いたいと考えています。

 

ロング・ショートのおさらい

割安をロング(買い)して、割高をショート(売り)する手法です。マーケット・ニュートラルは、ロングとショートを同額程度で持って相場が上がろうが下げようが利益を狙う戦略で、下図のようなイメージとなります。なお、ロング・ショートのペアを組むのは同業種の中から選ぶのが基本だと思います。

これはリスクを低減する手法とはいえ、銘柄選択を間違えると下記のようにむしろ損失が膨らむ場合があるので注意が必要です。逆に利益が膨らむ場合もあります。

どうやって銘柄を選ぶ?

何をベースに割高・割安と考えるのかがポイントとなります。短期的にはチャートだけで判断することもあれば、業績見込みなどをしっかり分析して判断する必要もあると思います。また、同じ業種でどのような銘柄があるのかを知らなければなりません。

ある業種の内でどのような企業があるか?優劣はどうか?を考えるのに良さそうなのが「会社四季報 業界地図」です。先日、2023年版(最新版)が発売されたばかりで、業界を174種類に分けて日本だけでなく海外企業も記載されており参考になると思います。

 

しばらく難しい相場かも?

米国は利上げ、QT開始と株式相場は下落が続くこともありそうです。日本は比較的に割安な銘柄もあるように思いますが、米国相場の影響は強いと思います。次の決算で業績好調だと確認できるまでは「こんなに割安なのに、なんで売られるんだ!」という展開もあるかも知れません。自社株買い実施中であったり、業界シェアNo.1で値上げ力が高いようなところをロングしつつ、それ以外をショートという感じで欲張らずに様子見していこうかと考えています。

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

※当ブログでは個別銘柄についての記載がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。