今年も半導体は強い?特に材料関連に注目してみたい

今年は半導体「材料」関連?

2024年の大発会前に、今年狙ってみたいところを考えてみました。昨年に続いて半導体関連を強気に見ています。半導体関連といっても様々ですので、もうちょっと踏み込んで絞ってみたところ「工場新設→前工程製造装置搬入→生産に向けて部材調達」という流れにそって、特に下記のような部材関連に注目してみました。

ウェハ
メモリ復活に伴う需要回復?
・SUMCO
・信越化学

 

フォトレジスト
特にArF用が中国向けに伸びる?
(ArFマルチパターニングでの微細プロセス)
・信越化学
・大阪有機化学
・三菱ケミカル
・東京応化

 

パッケージ関連
積層パッケージなど注目される?
リードフレーム、封入樹脂などの材料も注目?
・三井ハイテック
・住友ベークライト
・レゾナック
・イビデン

 

値を上げていない銘柄に注目

上記銘柄の中には値を上げているものもあれば、まだまだ冴えない値動きのものもあります。「今は皆が持っていなくて、買われるならこれから」という銘柄が上値余地が高いかな?という視点で、以下では比較的に値を上げていなそうな銘柄の週足チャートを見ていきます。

 

SUMCO

前回記事での内容のように、引き続き注目しています。チャートは週足で132652週移動平均線とMACDを示しています(以降の銘柄も表示内容は同一です)。ウェハ競合の信越化学は手掛ける事業が幅広く複数のポジティブ要因で値を上げているのかなと思いますが、SUMCOはさほど上がっていない印象です。ynark.hatenablog.com

 

大阪有機化学

フォトレジスト材料を手掛け、販売先はJSRや三菱ケミカルなどです。EUV向けが続伸している中、主力のArF向けが伸びるのか注目しています。昨年は、中国がEUV使えないのでArFダブルパターニングで7nmプロセス量産?とニュースありました。これから中国でArFの露光が増える→ArFレジスト需要が高まる?なんて思いましたが…どうなるでしょう。

 

三菱ケミカル

年末に社長交代ニュースで急落しました。これが良い押し目になるでしょうか。ArF用レジスト材料の新工場を建設(2025年3月期稼働予定)というのもあり注目しています。そろそろ化学セクターが回復してくる?という期待もあります。

 

三井ハイテック

前々回の決算発表後で株価急落してから戻せていませんが、前回決算発表での3Q経常進捗率106%なので通期上振れに期待してみたいです。

 

レゾナック

赤字縮小の展開です。昭和電工時代に買収した旧:日立化成は半導体材料が多いので注目はしていますが、赤字という現状には注意しておきたいと考えています。出来高が増えての上昇があったのかというと、良くわからない感じですが2023年9月〜11月をもみ合いと見るとソーサーボトムっぽいのでしょうか。

 

イビデン

サムスンが日本に研究拠点新設、後工程で国内企業と連携とのニュースがありましたので、後工程関連が注目されるかも?と期待しています。

 

値を上げた銘柄は押し目待ち?

信越化学、住友ベークライトなどは既に大きく上昇しています。ホールドしている分は良いとしても、追加や新規買いは押し目を待つのが良いかな?と思っています。押し目待ちに押し目なしってこともあるかもしれませんが。

 

※当ブログでは個別銘柄などについての記載がある場合がありますが投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。