記載内容:日経平均、東京エレクトロン、信越化学、SUMCO
日経平均が強い
日経平均は三角持ち合い継続で上値抵抗線で跳ね返されるかな?というシナリオを考えていましたが、3/3(金)に上値抵抗線を抜けたように見えます。米国市場など見ると週明けの日経平均も強そうです。下図は日経平均の日足で下段にモメンタム(Mom)、MACDを示しています。モメンタムが0上抜け、MACDもGCしそうな印象です。直近高値の28,502円くらいまで迫る展開も考えておきたいと思います。
ただ、ここから下記のようなイベントを控えており、特にFOMC前後で日経平均がどうなるのかよくわからないので、上値に向けてエネルギーが溜まっていそうな個別を現物で持ってやり過ごそうと思います。以下では個別銘柄について考えてみました。
3/10(金)
・メジャーSQ
・日銀金融政策会合
・米国雇用統計
3/22(水)
・FOMC
買いが波及?
鉄鋼などのバリューが値を上げていますが、好決算、高配当でも株価が一休みしている銘柄もありそうです。日経平均の上放れが広く認知されるなら、今まで買い控えられていた銘柄にも買いが波及する?と考えて日経平均採用銘柄からいくつか注目してみました。
東京エレクトロン
チャートは日足で、ボリンジャーバンド (25日移動平均線、±2σ)、下段にモメンタム(Mom)、MACDを示しています。以降の各チャートも表示内容は同様です。
日経平均の構成率2位(5.78%)、前回決算ではコンセンサス以上の通期上方修正をしています。また同業種のSCREENに比べて値動きが控えめでした。これは日経平均の動きが弱かった影響もありそうに思うので、これから日経平均が上がるなら東京エレクトロンも期待できるかな?と思っています。値動きとしては、以前の記事でのシナリオ②を考えています。
信越化学
日経平均の構成率8位(2.41%)で、ここも前回決算にてコンセンサス以上の通期上方修正をしています。ボリンジャーバンドを見ると、バンド幅が縮まる「スクイーズ」状態です。これはトレンド発生の前兆なんて言われるようです。上下どちらか?といえば週明けの日本株は強そうですし、下記のテクニカル面からも上が期待できるかな?なんて思っています。
・25日移動平均線が上向き
・モメンタムが0超え
・MACDがGCしそう?
ここから+2σ突破してバンド幅が広がり、トレンド発生となるか注目しています。
SUMCO
ここは信越化学のシリコンウェハ と競合します。SUMCOは信越化学とは対照的に決算後から株価下落していました。シリコンウェハの23年1〜3月期売上が減る見込みというのが嫌気されたように思います。顧客のウェハ在庫が積み上がっており半導体不況の影響が数字で見えてきたのでしょうが、それと同じくして半導体不況の底も年後半あたりに見えていそうです。
配当利回りは先期実績ベースで4.27%、四季報ONLINEだと今期予想配当利回り6.33%になっており高配当銘柄と言えそうです。なお、四季報は3/17(金)に2023年春号が発売予定で、現在予約注文受付中です。
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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