記載銘柄:信越化学<4063>、フェローテック<6890>、JSR<4185>、住友ベークライト<4203>、アドバンテスト<6857>、イビデン<4062>
日足が崩れてきたが…
これまでの記事(3/20付、3/27付)記載の注目銘柄は強気継続としていますが、日足チャートは崩れ気味のように思います。5日移動平均線が下向きになり始めて、MACDもデッドクロスしそうな感じを出してきました。こうなったのは、下記の理由があるように思います。
・3/29(火)の権利付最終日に向かって
買いが多かった
・3/30(水)権利落ち日は前日終値より
高値で始まった
※注目銘柄は全て権利落ち日の始値が
前日終値より高かった
→配当取り&値上がり分の利益確定
→下落基調
下記は信越化学の日足チャートですが、配当分をただ取りできて、値上がり分も取れるなら、一旦は利確していくと思います。
週足で見ると久々の?
では、ここから弱気転換か?というと、そうでもないように考えています。直近数日の利益確定による下落はありますが、より長い視点として週足でチャートを見てみると、そろそろ買いシグナルが出そうにも思います。
ということで、以降は注目している銘柄の週足チャートを見ていきます。チャートに示すMACDのパラメータは下記としています。なお、書籍「マーケットのテクニカル分析」によれば、このパラメータは日足でも週足でも良いとなっています。
MACDパラメータ
・ファスト期間:12
・スロー期間:26
・シグナルスムース:9
MACDとは?という方には
下記書籍にMACDの使い方など説明があり、わかりやすいと思います。
信越化学
週足チャートです。13週、26週移動平均線とボリンジャーバンド±3σ、下段にMACDを示します。以降の銘柄も表示内容は同一です。
久しぶりにMACDが0ライン下まで来ました。これはコロナショック以来です。ここから0ライン下でゴールデンクロス(GC)すると買いシグナルとなります。コロナショック以来の買い場となるのか?注目しています。
フェローテック
ここはコロナショックの時以上にMACDがマイナスになっています。ここからMACD 0ライン下でのGC発生あるのか見ていきたいと思います。
JSR
コロナショックの時は、MACD 0ラインよりわずかに上でのGCとなっています。今回0ライン下でGCするなら強い買いシグナルのように思います。
住友ベークライト
コロナショック時のMACD落ち込みっぷりは激しいのですが、今回0ライン下でGCするなら、コロナショック以来の強い買いシグナル発生となります。
アドバンテスト
コロナショック以来の0ライン下GCになるのか注目しています。なお、2020年7月31日(決算翌日)にストップ安となった後にも暫くして0ライン付近でのGCとなっています。
ちなみに私はこのストップ安を食らいました。結果的には助かったのですが回復するまで長かった…。決算見通しがかなり弱気とはいえ、競合Teradyne(米国)の決算内容みてもストップ安はやり過ぎだと自信があったので持ち続けましたけど辛かった…。
イビデン
コロナショックの時は、MACD 0ラインよりわずかに上でのGCとなっています。今回0ライン下でGCするなら強い買いシグナルのように思います。
まとめ
週足というスパンでみると、ここから強めの買いシグナルが出るかもしれない状況です。
週足チャートで大きな流れを確認しつつ、日足チャートでエントリーポイントの調整をしていくようなスタンスで見ていきたいと思います。4月は株価上がりやすいというアノマリーもありますので、現状は買い目線継続でいきたいと考えています。
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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