信越化学の通期ガイダンスが弱くて株価急落ッ…!!

信越化学の通期ガイダンスが弱い

7月24日、信越化学の1Q決算発表がありました。1Q売上は6,285億円(+5.1%)と市場予想の6,203億円を超えて、前回記事で見積った6,237億円程度という数字に近かったと思います。見積りに近かった〜なんて思ったところで、同時に発表された通期業績予想が弱くて株価は大きく下げましたけど…。

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ということで通期業績予想は市場予想よりも弱く、売上:2兆4,000億円(-6.3%)、経常利益:7,000億円(-14.7%)となっています。要因としては、住宅などに使われる塩ビの市況が厳しいという見立ての様子です。また想定為替レートを$1=140円と円高方向(前期:$1=152.6円)としていることもマイナス要因です(為替感応度:1円高で通期経常利益-40億円程度)。

 

社長コメント
「営業減益はすべて生活環境基盤材料によるもの」
「住宅関連がさえず、25年後半を厳しく見立てている」
とコメントされており、塩ビの不振が下げ要因であると説明されています。米国住宅が高金利の影響で需要回復が弱いことが影響していそうです。米国金利は下がる方向だと思いますが、来年3月までにはさすがに…?と考えると通期見通しは保守的なような気もしますが、このあたりは米国住宅を手がける銘柄(大和ハウス、住友林業など)の決算発表で各社の見通しをチェックしたいと思います。

シリコンウェハなどの半導体材料については下記です。
「4-6月期から反発している」
「7-9月期は基調に変化はないと見られる」
「9月以降は景気全体に左右される

4-6月期から反発している、というのは、台湾のウェハメーカーであるグローバルウェーハズの月次売上からも読み取れる内容かと考えています。

グローバルウェーハズ売上(月次売上から算出)
単位:NT$ Million
1-3月:15,594 (前年同期比+3.36%)
4-6月:16,007 (前年同期比+4.44%)

主要シリコンウェハメーカーの決算発表も近いので、こちらも各社の認識を見ておきたいと思います。SUMCOは推定顧客在庫を示してくれるので、そこも見どころと考えています。ウェハは長期購入契約しているので、デバイスメーカー側は生産を落としても部材のウェハを買わざるを得ずに在庫が積まれたりします。

・シルトロニック(ドイツ) 7/29(火)
・グローバルウェーハズ(台湾) 8/5(火)
・SUMCO(日本) 8/7(木)

 

日足は大陰線にならず底堅さある?

下図のチャートは日足で、25日75日200日移動平均線とRSIを示しています。決算翌日は大きく下げましたが、決算発表前に200日移動平均線を超えて、RSI=70と過熱感も出てしまったのも要因としてあるような気もします。

決算翌日のローソク足をみると上下にヒゲを引きつつ僅かながらに陽線となりました。これが大陰線となると来週からもゴリゴリ下がるのかな?という印象ですが、4,500円あたりでの底堅さも感じられるので今後の展開に注目したいと思います。伝説のトレーダー氏が、例の爆下げ銘柄4500から云々…と匂わせていた影響もありそうですけど…。そんなこともあってか出来高は非常に大きく、ホルダーはかなり入れ替わったような気もします。ここで買った人達が短期的な反発で利確してくる展開になると上値は重くなるかもしれません。

 

信越化学の決算内容が他銘柄のヒントに?

信越化学の決算結果は、米国向けが強い住宅関連や、シリコンウェハメーカーの決算へのヒントとなりそうです。ただし私は8月は夏休みを楽しむ予定なので相場が見られない日もあり、決算内容も軽く見るだけになりそうですが。8月1日(金)はイベント盛り沢山なのでその週明けは見るとして、後は家族とのんびり過ごすつもりです。そんなこと言っていると乗り遅れたり、大荒れ相場が来たりして…。

8月1日(金)イベント
関税交渉期限
21:30 雇用統計
22:45 製造業PMI
23:00 ISM製造業景気指数

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

 

※当ブログでは個別銘柄などについての記載がある場合がありますが、個人の考えを記載したものであり投資やその他の行動を勧誘、推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。