FOMCに向けて動く?米国住宅+半導体関連

結局、先週のSOX指数は強かった

NVIDIA決算、OpExなどあって米国株は大きく動きました。NVIDIA自体は下げ気味ですがGoogleのTPUが注目を集めるなどの話題もあり、先週の株価指数は強いという結果になりました。

半導体関連が下がると「AIバブル崩壊!」とざわざわする程に半導体関連は上げている銘柄が多いという状況です。ただしNVIDIA決算での下げは、結果的にSOX指数の押し目を提供しただけでしたが(SOX指数の先週パフォーマンスは+9.66%)。

GPUでもTPUでも大量のHBMが必要になることには変わりなく、DRAM関連などの成長ストーリーに変化を及ぼすとは考えていません。

したがって特にHBM、DRAMに強い半導体関連はまだ上値余地があると考えています。一方で、これまでに株価が上昇し続けたことで市場参加者が警戒気味になっていることも考慮したいと思っています。

ということで「半導体関連で上がり過ぎていない銘柄、ただし下降トレンドは除く」を探しておきたいと思います。スクリーニング条件として半導体関連で下記を考えてみました。

スクリーニングのコンセプト
長い時間軸で上昇トレンドかつサポートラインにタッチ
→ 48ヶ月移動平均線との乖離率がわずかにプラス

目先で反発が狙えそうか?
→ 200日移動平均線の上(ダダ下がりしていない)
→ 25日移動平均線との乖離率がわずかにプラス(25日移動平均線にタッチからの反発狙い)
→ MACDが0ライン下でGC(シグナル発生)

この条件に当てはまる銘柄として信越化学がありました。ここはシリコンウェハの大手ですが塩ビを主力としており、業績は米国住宅建材としての塩ビ景況感に依るところが大きいです。

信越化学 月足
48ヶ月移動平均線とその乖離率

信越化学 日足
25日200日移動平均線、MACD

 

米国金利が下がれば?

米国住宅関連は米国金利が下がると上向くと考えます。今週は米国経済指標がたくさん発表され、来週12月11日には米国利下げがあるかどうか判明するので色々と動きがあるかもしれません。

 

ウェハ出荷額は回復傾向とのSEMI予想

シリコンウェハ需要についてですが、SEMIから10月にウェハ出荷額予想が出ています。それによると2024年を底として回復傾向となっています。

デバイスメーカーなどはウェハメーカーと長期購入契約を結んでいるため、ウェハ需要が少ないときも購入せざるを得ず在庫が溜まっている状態と推察します。今後、ウェハ出荷が増えるなら在庫は減少してウェハ関連の業績も改善すると考えます。

 

信越化学で米国住宅とウェハ需要の波に乗れるか?

12月FOMCで利下げがなかった…となったとしても、米国金利が下がるのは時間の問題と考えています。ウェハ需要はSEMI予想をベースとするなら回復傾です。二つの主力製品が同時に回復するならインパクトが大きいのでは?と思ってます。

ウェハについては中国メーカーがーと言われますが、先端300mm(12インチ)においては中国勢は入り込めていないと考えます。確かにウェハ完成価格が安い製品は、安いシリコンウェハで歩留(良品率)が落ちてもウェハテストでしっかりリジェクトできればトータルプラスになるでしょう。

ただしウェハ完成の単価が高い製品では、シリコンウェハ価格をケチって歩留が下がったらむしろマイナスになるので意味がありません。(簡単な例でのイメージ: 価格が1万円安いシリコンウェハを使って、ウェハ完成時300万円のウェハで歩留1%下がったらトータルで2万円の損)

つまり、先端プロセス品では価格が高くても高品質で歩留が出るシリコンウェハが求められますので、信越化学の技術力の見どころかなと思います。

 

今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。

 

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