ディスコ1Q好調の兆し?
7月4日に、ディスコが「2026年度 第1四半期 個別売上高および出荷額の速報値に関するお知らせ」をリリースしましたので、その内容を見ていきます。
個別出荷額は過去最高
まずは市場連動性が高いと言われる出荷額についてです。水色は決算発表時に出る連結出荷額で、緑色が今回出た個別出荷額を示しています。1Q25の個別出荷額は過去最高となりました。こうなると連結での1Q25出荷額も会社予想の1,020億円から上振れして過去最高の水準が期待できるかもしれません。7月17日の決算発表にて内容確認したいと思います。
また、会社側コメントとして下記がありました。
・精密加工装置は生成AI向けを中心に高水準の需要が継続
・精密加工ツールでは顧客の設備稼働率などに連動
AI向け装置需要が継続ということで、他の半導体製造装置でもAI向けに強みがあるところは好調かもしれません。
(前工程:東京エレクトロン、テスター:アドバンテストなど)
精密加工ツールのコメントからは、顧客(メーカー、ファウンドリ)の工場稼働率が高まっていると推察されます。そうなると製造装置だけでなく、半導体部材(シリコンウェハ、レジストなど)の伸びにも期待できそうに思います。
(信越化学、SUMCO、東京応化など)
個別売上高は直近予想+23.1%
個別売上高は直近会社予想に対して+23.1%の754億円と連結業績予想の売上高750億円を上回りました。コンセンサスは高めな気はしますが、TradingViewにある売上予想を越える可能性はありそうと考えています。7月17日の決算発表でどのような内容、株価反応になるのか注目したいと思います。
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました。
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